三流でも恋はしたい 2
「猿は職も無いのに偉そうに文句を垂れる」
「暇だからっていう理由で憂さ晴らしのアンチ行為でしか自分の存在意義を示すしかない哀れなお猿にはこの世に未練なんてないよね? お猿は性欲強くても相手がいない。そんなお猿さんには死ねという言葉が似合う。お相手がいなくてもお猿の時点で可愛そうとも思わない(笑)」
「将来だれと結婚するのか教えてよ? 意中の相手以外で誰がいるのか分かりやすく教えてお猿さん。暇人人生乙WWW」
「地球の危機にノアの箱舟建設があっても世界のみんなが猿を箱船には乗せていないだろうなー・・・・・・海の底で沈んでいるだろう猿たちは」
「お猿さん。バイバイ。猿バイバイ」
「猿バイバイ? なんか面白いなー・・・・・・」
「なんでいつも猿相手に苛つかなければいけないんだろうか?」
「腹壊すまで丼モノ食べてろっ!?」
「お前に飯を作ってくれる女性などいないけど企業はお前に優しいから、永久的に愛のない飯を作ってくれるわ!」
「とうに社会から見捨てられたお前でも感謝ぐらいは出来るよな? 企業様に向かって地面に額をつけてありがとうと言え!?」
「お前が生きているのは例えゴミでも殺すと憲法違反だから殺さないだけなんだからな? 社会に感謝しろこのカスが!?」
「とうの昔にプライドを捨てたようなゴミでも底辺の底辺の地位はあるんだからな?」
「ゴミカス感謝しろ世界になっ!?」
過去に言いはなった言葉が浮かぶ。
『映画のエンディングでスタッフロールに私の名前が流れるよりも、実現したいのが日常でさえ私が誰かを守れる存在になりたいだった。表現者というのは栄誉が欲しくて表現しているわけではない。誰かの心の支えになれる存在になるためにあるんだと』
『誰かを守れる存在になりたかった。私の心は誰かを守れるパーツだと自信が欲しかった』
『あなたの背中に世界が指を指していても私はあなたの涙を拭い優しく抱き締める。ここに味方がいるよってね? 怖くない怖くない。辛かったよね、よしよし、あなたはいいこだよ』
『どう演じれば、どう歌えばいいのかと悩むのはよしな。表現者はどう伝えるかを胸の声に耳を傾けて、気持ちを伝えるんだ。できるさ? 伝えたい気持ちが胸のなかで暴れているだろう? その胸で溢れる情熱はキミだけの気持ちだ。真っ直ぐに前を向いて堂々と伝えなさい』
『舞台では嘘でも現実世界で震えていたとしても誰かのために戦える盾であって欲しい。エゴよりも守るのは命であればこの世界も住みやすい。隣にいる人は貴女にとって誰なのか、いつも見てきたでしょう?』
『置き去りにされたマイクが寂しそうにしてるのは貴女の輝ける日がこの先にもあったからなの!! 貴女が望んだ未来を見捨てないで!! どんなことがあってもマイクは貴女を待ち続けてるんだから!! どうかマイクスタンドの前に立って!! 今すぐに!!』