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三流でも恋はしたい
三流だろうが恋をしてもいい。
三流アイドルなら一位を取ることに専念しろ。と昨日マネージャーにこっぴどく叱られる夢を見た。
朝を迎えるのがこんなにも憂鬱に思えるのは最近のことではない。
年がら年中アイドルになってからずっと。
毎日ステージの隅っこでちょこちょこ踊っているのが私だが何か? 文句は聞かないお。
エゴサーチすれば出るわ、出るわアンチたちが私に誹謗中傷するお祭りの会場現場。
ここが祭りの会場か? とサイトを開けばお猿さんたちがキーキー喚いている。
『お猿が湧き上がりました』
お猿を沸かし終えたと音声が知らせてくれたが、お風呂が湧き上がりました、だった。
舌打ちをして湯船に入浴剤を入れに行く。
「たっく、お猿の分際で人間様に偉そうなことを抜かし寄ってからに!?」
マネージャーには何度も、
『アイドル人生捨てるつもりかっ!?』と言われるが・・・・・・、
「アイドル人生? そんなのとうの昔に捨てましたよ!!」とアイドル人生諦めた。
「アイドルなんてやっても幸せになれねえんだよド畜生がっ! ヒーハー! ひゃははは!」