なろう系とか流行り物って書いてて楽しいの?
タイトルだけで私の用事は済んでいるのだが、それだけだと語弊を招く恐れがあるので、少しだけ細かく説明させていただきたい。
タイトルの『なろう系とか流行り物って書いてて楽しいの?』とは、特に煽っているわけでもバカにしているわけでもなく、私が純粋に疑問に思ったことを書いただけである。
これは「そんなの何が楽しいの」ということではなく、私にはまだ良さが分からない囲碁とか能とかゲートボールとか、そういったものを趣味にしている人の気持ちが分からないというのと同じことで、敵視しているわけではないのだ。
また、私がこうしてわざわざ誤解される危険を冒してまで書いているのにも理由がある。
良さが分からなすぎるからだ。囲碁や能は楽しんでやっている人がいるのは分かる。漫画やテレビでやっているからだ。私でもヒカルの碁くらいは知っているし、延々と流れるNHKの能の番組や、そのインタビューなどを見たこともある。
しかし、なろう系や流行り物を書いている作者を題材とした漫画やアニメ、テレビ番組などを見たことがない。これはただ単に私が見逃しているだけなのかもしれないが、とにかく見たことがないのだ。
ここは基本的に素人が集まり、各々が好きなものを書いて投稿するサイトだが、人気のある作品は書籍化することがある。その多くがなろう系か流行ジャンルの作品であり、それ以外のものは滅多に書籍化されない。
ということなので、中には書籍化を目指して書いている者もいるだろう。目標を掲げる以上、楽しんでなどいられないかもしれないが、彼らは楽しんで書いているのだろうか。(楽しんでいなかったとしても、目標を持って物事に取り組めるのは良いことだと思う)
また、本当は別に書きたいジャンルがあるけれど、作者として名前を売るために流行り物を書いているという作者もいるのではないだろうか。楽しんで書いているのだろうか。(楽しんでいなかったとしても、その努力は自分に返ってくるだろうし、良いことだと思う)
最近はYouTubeでも流行が顕著になっていて、ウケることに特化した同じような動画が散見されるようになった。ウケるために作っているものは果たして作っていて楽しいのだろうか。
それを仕事にしていたり、書籍化を狙っているという人はそれでいい。楽しくなくても別の利益があるからいいのだ。
私が1番疑問なのは、本当に趣味で、好きで書いているという人がいるのかどうかということだ。
私は文字を読むと目玉が破裂して頭が痛くなるのであまり小説は読めないが、流行り物はこれだけ人気があるのだから読者は楽しめているのだろう、とは思う。
でも作者はどうか。ウケることに必死になって、楽しさなんて二の次になってはいないだろうか。ポイントや感想ががたくさん貰えれば嬉しいだろう。もちろんそれを目的に頑張るのは良いことだ。心にとても良いと思う。
といった感じでここまで書いてきたが、正直私はなろう系や流行り物はウケるためだけに書くものだと認識している。だからこそ気になるのだ。本当に好きで書いている人がどれくらいいるのかが。
ただ純粋に異世界に飛ばされる話や転生させられる話、主人公が最強の話、酷いことをした悪役が酷い目に遭う話などが大好きで、それを楽しんで書いているという人の話を聞いてみたいのだ。なろう系や流行り物を書く楽しさを教えてくれる人はどれくらいいるのだろうか。
ちなみに私は感想を貰いたいがために書く作品と、ただ好きに書く作品の両方を書いている。
好きに書くと基本的に感想が0になるので、心に余裕がある時にしか書かないようにしている。
このエッセイは「楽しんで書かなければならない」「楽しんでいないから悪!」ということではなく、本当に純粋に「楽しんで書いてる人いるのかな」という疑問を文字にしただけである。
怒られたくないので予防線張りまくりました。怒られたくないので。はい、怒られたくないので。
めんどくさいので設定はしませんが、今回は匿名ユーザーの感想はナシでお願いします。その人が本当になろう系を書いているのか分かりようがないからです。
なので匿名感想にはひどい返信しかしません。