第77話 ちょっと待った・・・
(ヘリンダ・・・他の方よりパナイですわっ!)
そう、彼女は他の使用人達と比べても胸部の装甲が凄かったのです。
(大人しそうな顔をしてまぁ・・・油断のならない子ですわ!後で2人きりでお話しする必要があるかも知れませんわね・・・くふふ・・・)
そうやって大人組の事を見ていると、少女組もビーチに現れました。
「速いですねお姉様。それで・・・私・・・ど・・・どうですか?」
現れたのはマルシア。彼女が選んだ水着もビキニタイプで、下半身にはパレオを巻いていました。
「ん~!ニッチだけど需要がありそうですわ!私的にもアリ!」
何がニッチかって・・・?彼女、足に魔道具のニーハイグリーブつけっぱなしなんですよ。
そしてそれをつけているお陰で水着との間に至高の隙間ができているんですが・・・刺さる人には刺さりそうです。それが私がニッチと言った理由なんですよね。
「・・・え?」
「あ、いいえ、バッチリ似合ってて可愛いですわよ。お肌もエステへ行ったからか・・・うん、バッチリですわね」
「あっ・・・お・・・お姉様・・・はい・・・」
私が言った言葉にマルシアが不思議がってしまったので慌てて言い直し、その少女組の中では育った体をマジマジと見た後触って確かめます。感触は・・・マーベラスでした。
暫くの間、さり気無く触りながらお喋りをしていると、別荘の方から日傘を差したシーラが歩いてきました。
「シーラ!」
「うふふ・・・お待たせしましたお姉様・・・」
「いいんですのよ・・・そして・・・バッチリじゃないですの!」
「ええ・・・これが正しいとお姉様に教わったので・・・つけておきました・・・」
シーラの水着は・・・旧スクール水着!っぽいやつです。
彼女は少女組の中でも一番外見が幼いのでピッタリだと思い、水着売り場で見かけたスク水っぽい奴をすすめておいたんですよね。・・・因みにですが、胸に白い布を張って名前を書くのが正装だと言っておいたので、彼女の胸には『し~ら』と書かれたゼッケンが付けられています。
私はマルシアから離れ、今度はシーラへと近づいてマジマジと観察します。勿論、御触りも欠かしませんよ?
「うっ・・・ふふっ・・・くすぐったいです・・・。あ・・・そういえば・・・日焼け止めの薬も持ってきましたよ・・・」
「あ、そういえば忘れてましたわね。ありがとうございますわシーラ」
「は・・・はい・・・うふっ・・・今回の為に・・・あふっ・・・新開発したぁっ・・・日焼け止めですっ!!」
魔力によって肌も保護されているのである程度の日差しならば大丈夫なのですが、夏の海の日差しは強力で魔力の壁を突破してくるかもしれません。
なので日焼け止めの薬を持ってきたシーラはナイスと言えるでしょう。
私は感謝の意味も込めて、更にシーラの体を御触りしていきます。・・・と言ってもこれ以上体を撫でまわすとアレがアレでソレがコレになってしまいますので、頭を撫でるのですが!
「ん~イイコイイコですわ~」
「うふふ・・・ふふふ・・・」
「では早速日焼け止めを塗って、遊ぶと・・・って、そう言えばサマンサが未だですわね?」
「・・・そういえば・・・何時も早いのに居ないですね・・・あふふ・・・」
何時も早く来るし、あんなに水着姿を期待してくれと言っていたサマンサがまだ来ていない?珍しい事もあるモノですね?
なんて思っていると、そのサマンサの声が聞こえてきました。
『ウチの事呼びました!?』
噂をすれば何とやらか、サマンサが来たようです。
私達は声のした別荘の方へと顔を向けます。
「呼んだと言うより居ないのが珍しい・・・と・・・」
「「「・・・」」」
「お待たせやお姉様!どうやウチの体!めっちゃ綺麗やろ!?」
「え・・・ええ・・・綺麗ですわ・・・」
「やった!・・・ってどないしたん?皆してそんな顔で?」
その場にいたモノは全員サマンサの姿を見て固まっていました。
私は舐め回すように観察した後、声をかけます。
「サマンサ・・・その水着は流石に・・・」
「え?」
「いやその・・・流石に攻めすぎですわ・・・(素晴らしいですけれど)」
サマンサが着て来た水着は・・・マイクロビキニでした。
何処でそんなもの売っていたんだと突っ込みたくなるほどの布面積で、元の世界ですらあまり見る事が無いぐらいの攻めっぷりでした。
私はそんな素晴ら・・・いえ、けしからん水着を着て来たサマンサへと近づき、水着の紐を引っ張ります。
「こんな紐みたいな物・・・ほら・・・ちょっと引っ張ったらもう視えそうですわよ?」
「あ・・・ちょ!そら引っ張ったらあかんでしょ!」
そうやってサマンサの水着を引っ張ったりして遊んでいると、サマンサは一瞬の隙をつき私の手から逃れます。
「も・・・もうええでしょ!?はよ海はいりましょうや!」
どうやらサマンサは自分から見せるのは良いのに触られるのは恥ずかしいみたいで、海の方へと走って行こうとしましたが、私はそれを引き留めます。
「ちょっとお待ちになってサマンサ!」
「ん?なんですの?」
「周りの方をご覧になって?」
私がサマンサを引き留めた理由はズバリ・・・
「貴女の恰好が衝撃的すぎて未だ固まってますの。なので水着チェンジを命じますわ」
そう、未だにその場の全員がマイクロビキニの衝撃から立ち直れず固まっているからです。あのノワールですら固まって・・・いるけど何か笑っていますね。
まぁとにかく、私はウェルカムなのですが他の方がノーサンキューみたいなので、サマンサには着替えを要求します。
「あー・・・成程。ウチのコレ、最先端行き過ぎた感じなんやな。まぁ了解です、着替えてきますわ!」
サマンサは着替える事を即了承しましたが、マイクロビキニは時代の最先端云々ではなく特殊な分類なので、これから先も受け入れられるかは微妙という事を教えてあげるべきでしょうか?
まあそれはともかく、サマンサが破廉恥水着から着替えたら全員のショックも解けて元通り動き出すので一安心です。
「あ、でも再びちょっとまったですわサマンサ」
「はい?」
しかし私は一つ思いついたことがあったのでサマンサにそのまま待つように言い、着替えた時に持ってきたバッグからある物を取り出します。
「よしよし・・・ではサマンサ」
私はある物・・・記憶君を構え
「こっちを見て笑ってくださる?ポーズも取ってくれると助かりますわ」
サマンサのマイクロビキニ姿を永久保存版とするために、激写しまくりました。
マシェリーより:お読みいただきありがとうございますわ。
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マシェリーの一口メモ
【プレゼントはしませんわ。】
マシェリーより宣伝
【他に作者が連載している作品ですわ。こちら緩く読めるファンタジー作品となっておりますの。
最弱から最強を目指して~駆け上がるワンチャン物語~ https://ncode.syosetu.com/n9498hh/
よろしかったら読んでくれると嬉しいですわ。】