第153話 開発の経過
1月21日 火曜日
学園での授業が終わった放課後、ロギヌス工房へ。
まだ今日も話し合いは続いていたので、私達は彼女らのお世話をした後お茶を飲みながら待機し、その後は進展がなかったので解散となりました。
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1月22日 水曜日
この日も放課後はロギヌス工房へ。
本日はロギヌス工房の扉を開けるとレイラが居ましたが、彼女も特にする事が無いようでボォ~っと座っていました。
なので私達が来ると大変喜び、私達とレイラは楽しくお茶タイムをして過ごしました。あ、ちゃんと昨日に引き続きパメラ達のお世話はやりました。
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1月23日 木曜日
この日は授業が少し長引き、少し遅れてロギヌス工房へと訪れました。
すると中には誰も居らず、『あれ?』と思い全員で首を傾げていると奥の鍛冶場から音が聞こえてきました。話し合いに進展があったのか試作を作っていたのです。
私達はドキドキワクワクしながらパメラ達の作業が終わるのを待っていましたが、奥の鍛冶場から出て来た彼女らの顔は暗く、更に『全然失敗だった』との事でした。
なので私達は彼女らを励ます様お世話に力を入れました。
それが良かったのか、彼女らは直ぐに頭を切り替えまた話し合いを始めました。ですがそうなると再び私達の出番は無くなったのでお茶を飲み時間を過ごしました。
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1月24日 金曜日
放課後は勿論ロギヌス工房へ。
この日は工房へと入るとまた話し合いをしていたので、それを一旦中止させせっせとお世話をしました。
彼女らはリフレッシュした様で直ぐに話し合いを再開させましたが、私はどうも気になっていることがあり双子に尋ねました。
結果、双子はずっと家に帰っていないそうで、ずっとここに居たのだそう。流石にそれは・・・と思い、私達は双子の家へと行き、駄目になりそうな生鮮食品やらなんやらの処理を行いました。
更に勿論の事ながら着替えなども彼女達は持っていっていなかったので、私達は双子の為に必要になりそうなものを用意しロギヌス工房へと戻りました。
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1月25日 土曜日
この日学園はお休み。なので朝からロギヌス工房へと向かうのですが・・・パメラ達のお世話をする以外やる事もなく、結局朝昼晩と食事を用意する以外はひたすらお茶を飲んでいました。途中レイラも顔を見せたのですが、『依頼がある』と言って途中で抜けていきました。
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1月26日 日曜日
やる事は特になくてもパメラ達の様子を見なければならないのでこの日も朝からロギヌス工房へ。
この日は先日の反省を生かし学園の教科書やら武器・防具、更には魔道具について書かれている本を持参してきていたので、昼頃に顔を見せたレイラにもそれらを見せ、私達は各自読書タイムとなりました。
途中『試作してくる』とパメラ達が言ったので見送りましたが、結果は又もや駄目のようでした。
私達は戻って来たパメラ達のお世話をし、後はひたすらお茶を飲みつつ勉強を行いました。
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1月27日 月曜日
この日は憂鬱な月曜日・・・という事もなく、元気ハツラツで授業を受けました。意外と楽しいんですよね授業。特に魔法学とかは。
そんなこんなで放課後、ロギヌス工房へと尋ねるとレイラも居たので挨拶をすましパメラ達のお世話を・・・と思ったらレイラが既にご飯は食べさせたらしく、私達は昨日に引き続きお茶を飲みつつ読書をするくらいでした。
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1月28日 火曜日
この日も放課後はロギヌス工房へ。
パメラ達のご飯等はまたもやレイラが済ませたと言うので再びお茶&読書タイム。途中開店休業状態の店へお客さんがやって来たので私達が接客。結果、見事サマンサの口八丁手八丁で商品お買い上げです。ありがとうございました。
が、それ以外は特に何もなく火曜日は終わりました。
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1月29日 水曜日
放課後は最近の日常となっているロギヌス工房へ。
この日はレイラは居らずパメラ達のお世話権ゲットです。ですが至福のお世話タイムを終えると絶望のお茶&読書タイムとなります。・・・いや、別に苦痛とかではなく言葉の綾です、はい。
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1月30日 木曜日
今日も今日とてロギヌス工房。
お世話権ゲット。後に昨日の焼きまわしです。
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1月31日 金曜日
今日も元気にロギヌス工房。
以下略。
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2月1日 土曜日
ロギヌス工房・・・かゆ・・・うま・・・
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2月2日 日曜日
バイオハザードが発生。世界はゾンビで溢れかえりました。
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いえ、2月2日は嘘です。
本当は2月2日、この日は少し進展がありました。
私達は今日もロギヌス工房へ向かっていました。その時は『なぁお姉様。ロギヌス工房、喫茶店に改装せぇへん?』『あら、いいですわね』なんて半分冗談半分本気の会話をしていました。
そして『この扉、あのチリンチリンなる鈴付けましょうか』なんて言ってドアを開けると同時、工房の奥、鍛冶場から『うおおおおぉぉぉっ!』なんて大声が聞こえてきました。
「なっ・・・何事ですの!?」
驚きこちらも叫んでしまいますが、何かあった事は明白ですので急いで鍛冶場へと向かいます。
そしてここ最近魔道具工房に改造されつつある鍛冶場へと着くとそこには・・・
「っしゃ!っしゃ!」
「ろっ!ろっ!」
「らっ!らっ!」
輪になって謎の踊りを踊り狂う3人の姿がありました。
「・・・どうしましたの?」
ずっと見ている訳にもいかず声を掛けますが、彼女達は台を中心にグルグルグルグルと回りながら踊り、私の声が聞こえていない様でした。
私達はその様子を見て『ついに狂ってしまった・・・やはりカンヅメし過ぎたんだ』なんて思っていましたが、ふと彼女達が踊っている中心の台、その上に小さな短剣がある事に気が付きました。
「あっ・・・まさか!」
「「「あっ!」」」
私達はピンと来ました。きっとあの短剣は・・・
「あら?何時の間に来てたの皆!ねぇ!これを見て!」
「出来たんろっ!まだまだ課題は山積みだけど、出来たんろっ!」
「グラァ達の血と汗とお茶の結晶らっ!」
そう言って見せて来た短剣は・・・
マシェリーより:お読みいただきありがたく存じますわ。
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マシェリーの一口メモ
【ロマンスにはバイオハザード展開によく似たバッドエンドも存在したりしますのよね・・・。因みに原因はホストのあの方だったり・・・】
マシェリーより宣伝
【他に作者が連載している作品ですわ。こちら緩く読めるファンタジー作品となっておりますの。
最弱から最強を目指して~駆け上がるワンチャン物語~ https://ncode.syosetu.com/n9498hh/
よろしかったら読んでくれると嬉しいですわ。】