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後編

 時は流れ、高校生になり初めて出来た彼氏とのデート。

 入学式の日に呼び出され最初は断ったが2回目に告白された時に気まぐれか付き合うことにした。

 小学生の時にお父さんと行った地元のお祭りと一緒だが、彼氏とデートということもあり緊張していた。

 学校では普通に話すことが出来るのに、二人だとどうしても意識してしまう。

 人混みではぐれるのはまずいということもあり、手を繋いでいるのだが……やばい。

 同学年の生徒とはいえ異性……彼氏だよ? 心臓のドキドキが止まらない上に加速しちゃうよ。

 彼に手を引っ張られ人混みをかき分けて屋台を回ったりした。

 彼と一緒の食べ物を買ったり、一緒にかき氷を食べて食べさせあったりした。

 お互いに食べさせあうのは男女ではカップルじゃないとやらないことだろう。

 様々な屋台を回り、花火を打ち上げる時間になった。

 昔、お父さんと花火を見た展望台のところに彼と来た。


「ここだとめっちゃ綺麗に花火見れるんだよ」


「そうなんだぁ。すっごい楽しみ!」


 過去にお父さんと来たことがあることは言う必要はないだろう。

 知らなかった、初めて知った感じを醸し出した。


「来年もその次の年ももずっと一緒に隣で花火を見ていて欲しい」


 彼は真剣な顔で言った。

 プロポーズに近いものを感じた。まだ学生なのに将来のパートナーが私でいいのだろうか?

 彼の目を見ても嘘を吐いているようには見えず一直線に私の目を見ていた。

 その目にドキッとした。


「はい。これからも末永くよろしくお願いします」


 私は彼と将来を誓った。

 その時彼がいきなりキスをしてきた。

 突然のことで驚くことしかできなかったが拒むことはせず、彼に抱きついた。

 これから先言い争いや喧嘩をするかもしれない、それでも彼の隣にずっといたい。

 そう思った瞬間、花火が開き光が私たちを包んだ。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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