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前編

 子供の頃に見た打ち上げ花火と今の花火は全く違う。

 高さや大きさは一緒かもしれない。


 子供……小学生の時に初めて両親に連れられて地元のお祭りに参加した。

 りんご飴、金魚すくい、わたあめ、ヨーヨー、射的など目に付くものは全部お父さんにおねだりしてやったり食べたりした。

 金魚すくいは難しくすぐにポイが破れてしまったが、屋台のおじちゃんがサービスで金魚を何匹か袋に入れて渡してくれた。

 わたあめはふわふわで軽く大きく、口に含むとほろほろと崩れてしまう。

 りんご飴は小学生の口では頬張ることはできず端から飴を舐めていくしかなかった。

 しばらく舐めていると飴の甘さが無くなった。

 なんで味が無くなったんだろう? と思いりんご飴を見てみると中からリンゴが出てきてた。

 少しかじるとりんごのジューシーな味が口の中に広がった。

 金魚やヨーヨーを片手に持ち、もう片手はお父さんと手を繋いで歩いた。


 お父さんとしばらく歩くと人があまりないところに着いた

 崖とまではいかないが展望台のようなところに到着した。

 普段生活している街の明かりがとても美しくきれいに見えた。

 夜景に見惚れていると、ドン! という爆音が聞こえた。

 今いる展望台の下から白い光が上空に上がっていった。まるでスペースシャトルのように。

 光を目で追っていくと真っ暗な夜空で花火が開花した。

 菊や牡丹、柳など様々なスタイルがありどの花火にも心が奪われてしまう。

 満開に咲く花火が心に響いて、夜空に消えて行ってしまう時に寂しくなる。

 最初は細く小さく上がっていき1度大きく花を開いて最後は何も無かったように散っていく。

 まるで人生に近いものをを短時間で表したような存在だ。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

誤字脱字、変な表現などありましたらご指摘お願いいたします。

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