第8話 修行 〜下〜
どうですか!宣言どうりにちゃんと出しましたよ第8話!!
ざわざわと周りを風がたなびいている。神は虚構世界に入ってきたときに、周りの風景を草原にしたようだ。どこまでも続く緑の絨毯で、ゆっくりできるときなら寝っ転がって昼寝でもしたいところだ。が、今はそうはいかない。
神はニヤニヤ笑いながら、目を赤くギラつかせて言ってきた。
「ちょっとぐらい準備時間上げてもいいぜ。」
「いや、すぐに始めよう。うん。嫌なことは早めに終わらす主義、、ではないけども。」
と言って断る俺。、、まあ俺はどちらかと言うと、嫌なことは後回しにするほうが多い。
「じゃあ一回条件を整理しよう。
お前がこの勝負で負けたら俺に弟子入りして、修行を真面目に受けること。それでお前が勝ったら修行は抜きだ。まあ俺が負けることはないから、お前が修行をすることはもう決定事項なんだがな。というわけで、先手はお前でいいよ。俺が先手だと弱いものいじめみたい、というかそうだし。
まあ、俺が後手でも弱いものいじめなんだけどな。」
とか神が言ってる。
相変わらずニヤニヤしていてムカつく野郎だ。
「じゃあ俺から行くぞ。俺が有り余る暇な時間で研究した、柔道と空手とその他諸々の武術っぽいものをごちゃ混ぜにした速水流体術、食らうがいい!!」
と、一応宣言してから神に突進した。
神はまだリラックスした体勢で、両手をだらんと下げている。
そこに俺のダッシュからの飛び蹴りが炸裂、とはいかない。まあ流石にな。
神は2歩ほど横に避けていたため、蹴りつけた方の足を起点として、半時計回りにぐるっと回りつつ、左足で回し蹴り。と神がそこを体を前に傾けて避けた。
、、と見せかけてかかと落としだ!
がら空きの背中に俺のかかと落としが、、、。
「な!?」
と声を出したのは神ではなく俺だった。一瞬で神の姿が、かき消えたように見えたのだ。
一瞬で数メートルも離れ、ついでに地面も離れて浮かんでいる神が
「あーあ。遅い。遅すぎる。いやー、もうちょっと強くなってると思ったんだがな。」
と言いつつ呪文を唱える。
「電眼。」
ライトイエローに輝く目に射抜かれた俺の体は、あっけなく前に倒れる。が。
「修行なんてつらそうなもん、受けたくもねーよ!」
俺はまだしびれてプスプスいっている俺の体を押して立ち上がる。あれだけ大口叩いておいて、まだやめられねえし。
「ふむふむ。体術と身体機能が残念な割には、、これは魔法の適性があるかもな。」
神がぼそっとつぶやく。
「俺はやるときはやるんだ。」
といいつつ、俺はダッシュで神に接近する。
(あいつは呪文を唱えていたから、近づけば呪文を唱える暇はないはず、というのがラノベの定石!)
そして神に呪文を唱えるすきを与えず、足を刈りに行こうとすると。
「あはっ。お前もしかして、俺に詠唱させないように、接近したつもり?」
神が口を開いた。
「残念でしたー。俺、実は後衛の魔術師じゃなくて、、、」
神の姿がブレ、次の瞬間、俺の視界がくるりと180度回転する。
「バリバリの前衛でーす。はい。足刈り返し。」
とそのままでは終わらずに、一瞬でアッパーかまされ、更に空中でタコ殴りにされて、、。
もう戦えるポケモンはいない▼
目の前が真っ暗になった▽
、とかふざけたことを考えつつ、俺はまたもや意識を手放した。
、、俺って最近、意識手放しすぎじゃね?もはや天丼ネタの域、、。
ただ最後に聞こえたのは、「うえーい。フルボッコだドン!」という声と、
その後の、「しかし、、こりゃまあ、結構真面目にしごかないとまずい気がするなあ。弱い。弱すぎる。まあ俺が強すぎるんだな。ひゃーはっはっは。、、ゴホッゴホッ」という、神の気の抜けた声だった。
実は意外と武闘派な神様でしたとさ。
いやー戦闘シーンって難しいですね。作者は全く武道をやったことないので、メチャクチャな描写があったら教えていただけると嬉しいです。(大目に見てください)
ちなみに主人公は足が左利きです。サッカーやってるので(?)




