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神々の箱庭  〜勇者?最強スキル?知らん!俺は神になる!〜  作者: 丘源
第一章学園編

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6/21

第6話 〜彼の過去〜

前回の最後をほんの少しだけ変更しました。書いて出してを繰り返しているので、こういうことがこれからも起こると思います。すいません。

彼は生まれたとき周りから祝福されていた。彼はそれが嬉しかった。彼は周りの大きくて、動いて、音の出るものに褒めてもらうことが、好きになった。そのものから放たれた温かい気持ちが、自らに溶けていく感触が好きだった。


彼はいつ、何をしても、周りから褒められた。彼が、やや他の子どもたちよりも、頭が良かったためだ。


彼は周りから褒められて、幸福だった。


彼は段々と大きくなっていった。あるとき、彼の家族に妹が生まれた。


いきなり彼は、今まで道理に何もしなくても褒めてもらえる存在では、なくなった。

彼は誰かに褒めてほしかった。どうすれば褒めてもらえるかということを、今までの少ない記憶から探し出そうとした。彼はこのとき、初めて考えるということをした。


ある日、彼は気づいた。彼がなにか新しいことをすると、周りの大きくて動くものは褒めてくれるということに。


彼はその日から今までしていなかったことをしようとした。それは彼が初めてした努力だった。努力さえすれば周りのものは自分を褒めてくれた。彼はその頃、周りによくいる2つの大きな物のことを、親という概念であると知った。いつも褒めてくれるのはその「親」だった。気づいた理由は単純に、周りが勝手に教えてくれたからだ。


彼はある日、親が興奮して話している声を聞いた。


「..ついに勇晤も.....に行く歳になったのね!!」

「ああそうだな。もうこんなに大きくなったしな。」


しばらく話を聞いていると、親たちはどうやら自分がどこかに行くことになる、ということを話しているのだとわかった。彼はワクワクしてきた。今までよりも褒めてもらえるかな?と思った。


ついに彼が幼稚園に行く日が来た。

彼は親に服を着せてもらい、バックをかけてもらった。親は彼を、何もしていないのに褒めてくれた。

何もしなくても親に褒めてもらえるということは、彼にとって久しぶりのことだった。


彼は、父親に連れられて幼稚園に行った。最初幼稚園は楽しい場所だった。周りの小さい「物」たちと遊ぶのは面白かったし、何より親にその日のことを片言で話すだけで、褒めてもらえたからだ。


しかし、そこは段々とつまらない場所になっていった。

周りにたくさんいる小さい「友達」という「物」に混じっている、大きな「物」は、なかなか自分のことを褒めてくれなかった。

しかも周りのおおきな「物」は自分のしていることの邪魔をしたし、小さい「物」もたまに自分の作ったものを壊したりした。


彼はあるとき、その幼稚園においてあるブロックのおもちゃに熱中した。

理由は「親」や大きな「物」(その時、その「物」を先生というのだということを知った。)が、今までと比べ物にならないほど、褒めてくれたからだ。また、そんなことを言わなくても、単純に面白かったというのもある。


それは彼が見ていた、テレビのロボットに似せて、作ったものだった。


彼は得意になって何度もそのロボットを作った。何度も何度も作った。




ある時、ある事件が起きた。

彼が周りの小さい「物」に、蹴られたり、殴られたりという、今までと明らかに違う嫌がらせを受けたのだ。理由は当時はわからなかったが、おそらく他と違い、周りと絡まず、ただ一つのものだけを作り続けている彼のことが、理解できなかったのだろう。理解できなかったから排除しようとした。それらにとって、彼は異物だったから、、。


彼は怯えた。その小さい者たちを先導している、少し周りより大きい、小さい「物」を恐れた。

彼にとって周りからぶつけられる敵意、警戒心、自分を排除しようとする気持ちが、自分にぶつかってくることがたまらなく怖かった。


彼は今まで以上に大きな「物」たちに、頼るようになった。そのものたちは少なくとも自分に好意を向けてくれるから、褒めてくれるから、、、。

2020/10/26

タイトル変更しました。

2020/11/3

何箇所かに、若干の補足をつけました。

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