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ジャングルの食材Part2

3人はまだまだ食材を探す


大量のカタモモにニヤニヤする浩太と金五郎

しかし千歳は神妙な面持ち



千歳「こんなんじゃあまだまだだ」

浩太「なんでだよ?お腹いーっぱいになるだろー」

金五郎「こんなときは焼肉が食いたいな!大自然でBBQだビービーキュー!ガハハっ」


千歳「その通りだきんご」

金五郎「え?」



間を置き、メガネをクイッとしながら口を開く


千歳「タンパク質だ...!」


驚愕の表情をして浩太が返答する




浩太「あああ...あんぱんまん...!?」




千歳「どんな耳してるんだ貴様」

浩太「こわいよぉ〜きんごこわいよぉ〜」

金五郎「確かに果物だけじゃあ栄養が偏るな」

千歳「そうだ、しかもどんな栄養があるかわからないときた

その点、肉には確実にタンパク質、必須アミノ酸が含まれている、疲労回復にもってこいだ」


浩太「なんかよくわっかんねぇけど肉食いてぇな!」

金五郎「でもどこ見ても牛とか豚とかいないぞ」


キョロキョロしながら辺りを見回す金五郎


浩太「あっ」


浩太「いるじゃんいるじゃん!あのめっちゃこえぇやつ!」

金五郎「おお!」


千歳「なんだ?」

浩太「猪みたいなやつがいるのよ!」

金五郎「俺に任せろ必ず仕留める!」


マッスルポーズをかます金五郎


しかしどこにいるかわからない

千歳「とりあえず他の食材探しながら見つけようと」

浩太、金五郎「御意!」



夕日が訪れ辺りは赤く染まる



浩太「お!これ見てー!アスパラガスみたいなのあるぞ!」

千歳「取っておこう、美味そうだ」


アスパラガスによく似た長細く緑色をした野菜があった

しかし決定的に違うのはその匂い


野菜としては有り得ない甘辛い焼肉のタレのような匂いがする

金五郎は心を踊らせた


金五郎「おおぉうっまそうだな〜!ちょっと食べていいか?」

千歳「だーめだ毒があるかもしれない」

金五郎「ちぇー(ちょっとなら...ガジリッ)」


千歳「おーい何してんだー」

金五郎「おうおう今行く(う、うめぇぇぇえええぇぇぇ!!!!!!!)」


浩太「お!今度はキャベツあるぞキャベツ!あっけぇ〜!」


赤々しいキャベツを見つけた浩太、千歳たちの元へ走って行く

浩太「おぉ〜い!うわっ!」



ぎじゅるががぁぁぁ



浩太「で、でたぁ〜、きんごー!」

金五郎「浩太平気か!」

浩太「イノノノが出たイノノノがぁ!」

金五郎「イノノノってなんだ」


金五郎「うおぉ!おらぁっ!」


金五郎の強烈なパンチが炸裂する



ぎゅるぅ...



浩太「やったな!きんご!」

金五郎「でもかわいそうなことしちまったなぁ...」

浩太「たしかに...」


千歳「よよよよくやった、きんご、そいつを抱えて戻るぞ」


木の陰で足を震わせながら千歳は命令する

彼は極度のビビリだった



金五郎「あいよぉ!喜ぶぞあいつらぁ!」



次回!調理編スタート!

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