第4話
「おい、起きろ。」
その声と同時に背中に衝撃が走る。目を開くと目の前には女性が立っていた。
「どちらさま?」
思わず尋ねる。
「お前、この前私のフェンタム狩りの邪魔、しただろ。」
「へ?」
「巨人のフェンタム」
そういわれてこの前の足だけ見たフェンタムを思い出す。
それと同時に目の前にいる彼女があの時の声だということに気が付いた。
「君、前俺を投げ飛ばした子?」
「そう。邪魔だったから。そのあと医者呼んだ。問題ない」
高校生くらいに見える彼女はなぜか長文でしゃべろうとしなかった。
そのことを疑問に思いながらも当たり障りのない疑問を口にする。
「で、なんで君はここにいるのかな?」
「お前、クリマなってる、可能性、ある。だから来い。」
「ごめん。理解できないからもっと詳しく教えてもらっていいか?」
「医者、言われなかった?」
「問題ないと言われたが。」
「おかしい。発現してない?」
ぶつぶつとつぶやく彼女を横目に、俺は霧雨に電話をかけてみることにした。
3コールのちに霧雨が電話に出た。
『はいはい、霧雨です。どうかしましたか?』
「今、とある女性が俺の家にいるんだが、その子曰く俺がクリマ?とかってのになってるとかって言ってんだがどういうことだ?」
『・・・え?』
「え?」
戸惑った声が電話越しから聞こえ、思わず聞き返す。
『ちょ、嘘でしょ!?検査結果は問題ないはずのなのに!?』
「お、おい。説明しろよ!?」
『すみません、淡島さん!今すぐ病院来てもらえますか!?できればその例の女性連れて!!』
「え、あぁ分かった。」
『よろしくお願いします!!では!!』
そういって一方的に電話を切られた。思わず勢いに飲まれて了承をしてしまったが、大丈夫なのだろうかと女性がいた方を向くと、彼女の姿は忽然と消えていて、その場には一枚の紙が落ちていた。
拾ってみると
〔諦めない。また来る。〕
とだけ書いてあった。
「えー・・・。」
思わずため息をつく。
しかし、ずっと立ち止まっていても仕方がないので出かける準備をして霧雨のいる病院へと向かった。
とりあえず、遅くなってすみませんでしたぁあああああ!!思いつかなかったんだ!勢いで書いてたから想像が!(言い訳)
とりあえず、完結できるようには頑張って行きたいです