幻想外来人
深夜、香霖堂。
店主は既に眠っていたが、一人だけ起きている者がいた。
外来人である。
「ん……あるぇ?どこだここ?」
白黒の少女(魔理沙ではない)が周りを見渡す。
近くにはコンセントと、何かの機械があった。
その機械は少女の知っている、いや持っている物であった。
「……ここは香霖堂?じゃあ夢か、
じゃあ何でコンセントがあるの?何このカオスな夢。
よし……寝るk」
「ヒィィィィィハァァァァァァ!!」
「!?」
突然、香霖堂に緑野が突っ込んできた。
そして少女にぶつかった。
この少女はまだ緑野の名前を知らないが。
「え!?何!?痛い!!」
「ん?誰かいたのか?すまんな」
緑野が笑いながら答えた。
「ちょっと……今夜中よ?緑野」
「ええじゃないか」
「良い訳無いわよ!」
そして、後の二人もやってきた。
「えーと……これ、自己紹介しないといけないかな?」
少女が言うと、緑野が
「まぁ、その方が助かるぜ。
私は面倒だからしな」
「しなさいよ。私が代わりにするけど。
私は霧雨湖季。で、こいつが霧雨緑野」
「私は霧雨アリスですわ」
「(霧雨多すぎだろjk)」
「何か言ったか?」
いいや、何でもないわ、と少女は焦りながら答えた。
「私は夢水永花……だっけ?」
「お前が分からなくてどうする」