表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/10

逆怨み

「……は?何?頭でも狂ったのかお前?」



緑野が半笑いで答える。



「……で、あんたはこいつとどんな関係があるんだっけ?」


「一応親友だぜ」


「親友、ねぇ……」



親友にしては、ピリピリしている気がする。



「……」


「黙ってないで答えろよ、いきなりこの私に(・・・・)宣戦布告

だなんて、馬鹿げてッ……!」


「下等者は黙れ。私に負けた者が口を聞くな」



湖季と名乗った少女は緑野の額に短剣を突き刺して言った。



「ちょ……あんた、大丈夫?生きてる?」


「生きてる」


「え?あんた人間なの?」


「人外だ。魔法使いだ」



緑野は壁に力なくぶら下がっていたが、生きていた。



「私が宣戦布告したのは神社よ、下等者」


「……そっちは一方的に喋るんだな」


「……何で私に宣戦布告したの?」


「そう命じられたからよ」


「命じられた?お前が?」


「……」


「……霊夢は上等なのか」



緑野は、私は()まれているのか?と、内心思った。



「とにかく……戦うなら外ね」


「手加減はしない」


「あんたねぇ、スペルカードルールが」


「しない」


「……分かったわよ。

どうなっても知らないわよ?」


「手加減しないとか……本気かよ……」



二人の話を聞きながら、私は怨まれてんのかな、

でも怨むなら私が怨むんじゃないかな、と緑野は考えていた。



「じゃ、私はここで見てるぜ」


「何言ってんのよ。あんたも戦うのよ」


「……へ?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ