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過去の葉桜

この小説は東方奇怪人妖のアレンジです。



*******************



とある神社に、まだ幼い二人の巫女がいた。

その二人は姉妹であり、とても仲が良かった。

姉はとても勘の良い子で、妹はとても陽気だった。



真夏の日の真昼に、二人は隠れんぼをしていた。

姉が鬼で、妹が隠れる者。

妹は木の影に隠れ、いつの間にかそのまま眠ってしまった。



姉が数え終わり、すぐに木の影を探す。




そして、妹が見つかる事は、無かった。









あれから……十年の時が経った。

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