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Ⅵ:見張り晩 ※誤字ではありません

 前回のあらすじ。


・3時間後、小屋に到着!


・ポニーテールの名前は『トウカ』!


・金髪エルフの名前は『シズク』!


・主人公の名前は相変わらず不明!


・赤いのが仲間になった!


・青いのの名前が『ショボン』に決定!


・赤いのの名前が『キリー』に決定!


・小屋で宿泊! だけど見張りで眠れない!

「眠い……」


 いろいろあって、半強制的に見張り番にされた僕。


「ったく…… 何なんだよあの理由……」


 ……そう。 それは遡る事10分前の事だった。



 ~~回想入りまーす~~



「じゃ、見張りはアンタで」


「ちょっ……理不尽だあああああ!!」



 ~~回想終わりまーす~~



「ちょっと! 回想短くね!? ってか理由出てないし!」



『 パニックですか?   はい   YES 』



「チクショー作者! 僕を苛めて楽しんでるな!」


 グダグダになってきたから回想どうぞ! (by作者)


「コノヤロー!」



 ~~回想開始www~~



「見張り番?」


「そうです。 夜は凶暴な魔物がウヨウヨ出てくるので、全員が寝ていたら危ないじゃないですか」


 なるほど。


「そんな事もわかんないの? アンタ1回死んできたら?」


 お黙りトウカ!


「……それで、誰が見張り番するんだ?」


 もちろん僕は嫌だけど。


「それは……(チラッ)」


「そうね……(チラッ)」


「ピュイ……(チラッ)」


「ピャピ……(チラッ)」


「何で全員僕を見るの!?」


 まさかの超アウェー!? だけどまだ負ける訳には!


「……理由は?」


「それは……」


「えっと……」


 2人+2匹は、顔を見合わせて言った。


「「男だから」」


「ピュイ」


「ピャピ」


「何その理不尽な理由!?」


 あまりの理不尽さに、僕は追い詰められております。


「そう言う事で……じゃ、見張りはアンタで」


「ちょっ……理不尽だあああああ!!」



 ~~回想終了www~~



「思い出さない方がよかったかも……」


 軽く鬱になってきたかな。 あはは……


 ドンヨリしていると、急に強い風が吹いてきた。


「うぅっ、少し肌寒いな…… この辺は夜、冷えるのか?」


 誰もいない森の闇に向かって話しかける。 そう、つまり独り言だ。


「そうですね、何より日が当たりませんので。 日中は少し暖かいんですけどね……」


 そんな独り言に、律儀に答えてくれるシズク。 そんな事に答えなくても良いのにさ。


 …………って、えぇっ?


「……何でシズクがこんな時間に?」


 隣に座っているシズクに話しかける。


「へ? えっと……それは……その……あの……」


 ずっと唸っているシズク。 ……そんなに考え込む事か?


「…………ずっと1人で見張りなんて、可哀相だと思ったからです。 ……邪魔でしたか?」


 シズクは、涙目+上目使いでそう言った。 マズイ! 可愛過ぎる!


「いやいや、そんなこ(ギュッ)…………!?」


 なんだろう。 この、背中の柔らかい感触は。


「…………暖かいですか?」


「なっ、ちょっ……シズク、何を……」


 後ろを見ると……どうやら、隣に居たはずのシズクが、いつの間にか僕に後ろから抱きついているようだ。


 ……ほほぅ。 つまり僕は今、とっても良い目にあっているようだ。



『 貴方(リア充)はどうする?   爆発   どっかーん 』



 そしてこのウインドウを見る限り、作者の嫉妬心に火をつけてしまったようだ。


「あのぅ…… 少し寒いので、もうちょっとくっついてもいいですか?」


「えぇっ!?」


 今よりもくっついたとしたら、僕の心拍数が大変な事に!


 ……本能を必死に理性で押さえつけていると、正面の茂みから何かが出てきた。



『 ブレードウルフ×3が現れた! 』



 まぁ、何という事でしょう! まるで剣のように大きな牙をもった狼が、3匹も茂みから出てきたではありませんか!


 絶ッッッ対に作者の嫉妬の炎にガソリンを大量に注いじゃったみたいですね。 はい。


 さて、どうしよう。

2/18) 文章をちょこっと訂正。

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