表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
書庫  作者: ほてぽて林檎
4/16

楽園の書

 


 ……きっと彼女たちは、ただ優しかったのだろう。

 それが許されぬ世界だった。


 “優しさ”は願いとなり、“願い”は奇跡となり、“奇跡”は必ず誰かを踏み潰す。


 世界は均衡であることを望むが、聖女の存在は常に均衡を壊す。


 1人の聖女は、人を赦そうとした。

 もう1人の聖女は、獣を救おうとした。


 だが、どちらも世界に“滅び”をもたらした。


 だから、1人の聖女は“愛”を殺された。


「これ以上、世界に優しくしてはならない」

 それは、人類が選び取った最も冷たい正義だった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ