表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
書庫  作者: ほてぽて林檎
3/16

黒封の書

 


 ……“思えば生まれる”のならば、

 “思うことを許してはならない”。


 ゆえに、聖女に与えるべからず。名を、形を、言葉を。


 感情は毒、記憶は業火。

 人の言葉で傷つき、人の想いで世界を焼く。


 ただ一度、「自分は嫌い」と呟いた聖女がいた。

 その後、2つの王国が同時に崩壊し、数十万の魂が行方を失ったという。


 遺されたのは焦土と、灰に沈んだ記録室だけである。

 …記録抹消。

 この現象に名称はない。ただ“結果”とされるのみである。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ