魔法の危険性。
エレナ「最近胸周りがきついです。」
先輩「また?あんたまだ12でしょ。あれ、このままのペースだと3年くらいで着れるメイド服なくなるわよ。」
エレナ「………何で先輩把握してるの?」
先輩「私、もうどのメイド服でも合わないの」
エレナ「………?」
「こんにちは皆さん、魔力と魔法担当オサノヤです。」
スラッとした人だ。若くてなんか安心する雰囲気がある。
魔力の勉強会が始まるみたい。
「「「よろしくお願いします」」」
「あれ、一人足りない。梅打様、藍子様、高井様。座気様はどこかな?」
、、、、、、、先生、、ここです。
「座気君ならそこに。」
「あら、前の先生はナカサ先生ですか。ご愁傷様。」
いや、助けて。ご愁傷様じゃなくて。
「動かないでください、エレナのお気に入りさん。「引力」」
その瞬間、ポンと軽快な音を響かせて壁とお別れした。頭が砂だらけになった。
「あらあら、埃まみれね。『風の渦』」
頭を中心として風が四方八方に吹いた。
「流石ですね、、、先生。魔法がお上手で。」
「でも座気も魔法使えるじゃん」
梅ちゃんがきょとんとした顔をした。
「熟練度が違うよ。魔法は、使えば使うほど級の低い魔法でも高質力で発動できる。だから、先生と同じ魔法でも擦れ風と突風ぐらいの威力の違いが出るんだよ」
「半分正解よ。威力もあるけど精密性、オリジナル性もあるの」
たしかに、じゃなきゃさっきの低級の魔法で壁じゃなくて下半身とお別れするところだった。
「皆さん、これを持ってください。」
先生は、大き目な付箋みたいな紙切れを渡した。
「先生、これなんですか。」
藍子さんは、元気に質問した。
「これは、魔力紙です。魔力が通りやすく、魔法の構造面、我々はそれを魔術学といいますが、魔術学を学ぶ際によく使います。いずれ、あなた方が魔武学問所に左遷される際になじみになると思います。」
「なんですか、魔武学問所って。」
「魔武学問所は、文武両道な学問所です。あなた達の7騎士と5星席様ためだけの場所です。例外もありますが。」
へえ、そんなものがあるとは。何が目的でそれを作ったんだろ。そもそも、ユータロハ国は、そんなに魔王に因縁があるのか。不思議だな。
「では、座気くん、魔力紙に魔法をかけてみてください。」
「わかりました。『回復』」
魔力紙は、緑に輝き棘げができたが一回り大きくなった。
「おお、ちゃんと魔術式を理解しているのがよくわかります。あっ、魔術式は、構造的な意味です。でもまだ感覚的なところが惜しいです。まだ完ぺきではありませんが、軽傷程度なら問題なさそうですね。回復魔法は、無駄な魔力漏れで体以外の物資が爆発するから気をつけようね。みんなもやってみよう。」
じゃ、この前のエレナの回復………失敗してたら?
〜もしも〜
「あ、回復」
パーン。
「あ、メイド服が、、。って!!座気様こっち見ないで!」
「ごめん、目に布が刺さって……」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「なんてことに、、、」
「女子の服がはだけた姿をみることより、目が、見えなくなることの心配なのね。ザキ。男としてどうなの?」
「何言ってるかわかんないだけど梅ちゃん。…3人ともなんだいその燃えカス。この前教えた火炎を使ったのか。10秒燃やせるように頑張ろ。」
なんか、女子二人の視線が梅ちゃんに、、、あら、ぽかぽかされてる。
「なんで俺なの?ざきじゃなくて?………痛くないけど心が痛い。……………なんで無口なの」
梅ちゃん、地域でも強い野球チームの得点王で、スタイルよくてイケ顔でモテモテだからな。2人にもしかしたら気があるのかな?はだけるとか多分破廉恥な言葉がだめだったんだろう。
フフフ、恋愛キューピット(自称)が導びこうかな、。あ、梅ちゃんと目が、あった。こっちきた。ちょ、ちょまってポカポカしないで。2人と違って体格考えて。木の板で叩かれてるみたいで痛い。死んじゃう。
この子たちかわいいわね。
あっちょうど魔力紙が、余計に一枚持ってきちゃった。じゃ
コソーリー。射光系魔法「写像模写」
っびっくりした。なんか懐かしい感じだ。
「アッハッハ!面白いね君たち。もう日が赤くなって来たね。今日は会食だからね。ちゃんと正装することだよ。」
「「「「はーい」」」」
〜帰り廊下〜
あれ魔力が、藍子さんの魔力が揺らいでる。よく見ると顎に手を置いてる。
「藍子さんどしたの?何やんでんの」
「え、なんでわかって、、、。え~と、みんなどうする?服?」
「確かに、じゃみんなで選ぶか」
「ナイスアイデア!梅打くん」
「「賛成ー」」
高井さんと声がそろった。
エレナは、うぶな性格なため城の関係者に覚えられています。あとかわいいから?