3話 夕飯の準備の話し合い
泊まる事を考えてなかったみたい。
お姉ちゃんは物知りだけど結構抜けてる気がする。
そうだ、もしかして私の家に誘ったら泊まってくれるかな。
そうしたら、また楽しいお話しをしてくれるかもしれない。
「良かったら!家にこない?」
緊張して声が裏返ってしまった。
恥ずかしい。
お姉ちゃんは笑顔になって「ありがとう。いいの?」と言ったので、嬉しくなってしまった。
「うん!あっ、お母さんに聞いてからになるけど⋯」
「よし!じゃあ、お母さんに聞きに行こうか。」
お喋りしながら私の家に向かった。
「お母さん!ただいま!」
「あら、おかえりなさい。今日は早かったのね。怪我はなかった?」
もう!また子供扱いするんだから。お姉ちゃんもいるのに!恥ずかしい。
「大丈夫だよう!お客さん連れてきたよ。」
振り返ると、お姉ちゃんはお母さんを見て愕然とした顔をして固まっていた。
「お姉ちゃん、どうしたの?」
と、声をかけるとハッとして私の顔を見る。
今度は苦い顔になった。何度か私とお母さんさんの方を交互に見て口をパクパクしている。
私は知っている。きょどーふしんと言う奴だ。
「あの、どうされましたか?」お母さんが聞くと、お姉ちゃんは一度ギュッと目を閉じて深呼吸をしてから自己紹介をした。
「はじめましてマーサさん、私はエマと言います。村に来たばかりなのですが泊まる宛がなくて⋯そうしたらカルネがマーサさんに聞いてくれると言うので⋯お邪魔ではないでしょうか?」
あ、さっきの違和感が分かった。
お姉ちゃんは私の名前を会ってすぐに呼んでいたんだ。
名乗ってもないのに。
どうやって分かったんだろう?すごく不思議。
お母さんは少し考えて、「お泊まりいただくのは構わないのですが、この家にはベッドが1つしかありません。それに私共は貧乏でして、お食事のご用意が⋯」
「それには及びません。部屋の隅を貸していただければベッドは自分で用意します。それに食事は自分で準備、あ、お二人の分も私に準備させて下さい。ただ少し長めに泊まらせていただけると助かります。」
「ええ?そこまでしていただかなくても⋯」
「いいんですいいんです、そうさせてください。」
お姉ちゃんが押し切った。
「お母さん、私お姉ちゃんと一緒に寝たい⋯」
「お母さんは良いけど⋯」とお母さんは言ってお姉ちゃんの方を見る。
「カルネがそうしたいなら私は大丈夫だよ。」と言ってにっこり笑った。
やった!凄く嬉しい!私が喜んでいると
「カルネがこんなに懐くなんて。」お母さんは驚いていた。
「さて、泊まるところを確保出来たので少し早いけど夕飯の準備しようかな。」
お姉ちゃんがそう言って席を立とうとしたので「ご飯はミルク沸かせばすぐだよ!」と言うとお姉ちゃんは「それってどんな料理?」と、聞いてきた。
「麦粥だよ。お姉ちゃん知らない?」
「知ってるけど食べたこと無いなぁ。美味しい?」
「うん!凄く美味しいよ!」
「それじゃ主食は、それにしよう。他には?」
「お母さんが作ってる野菜かな。」
「お、いいね。あと、お肉とか魚があると完璧だけど。」
「お肉は高くて買えないんだ⋯」
「そっか、じゃあお肉取りに行こうか?」
「え!?狩りに行くの?行きたい!」




