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天使界再び

そして、話は終わり、僕と級長と怜君は戒さんをさがしに、光秀は源さんの元で

特訓することとなった。


 怜君について行くこと15分。ただついて行くだけだが、それもちょっと苦しい。

先程から思っていた疑問を口にする。

「どこに行くのさ、怜君」

「俺らの学校だ。お前ら、学校に別世界があるのは、……知ってるな」

「あ、うん。天使界だね」

「そうだ。アレは実は別の天使界へと情報が繋がって

いる、つまり、天使界には天使界のネットワークがあるんだ。

天使界ネットワークはいたってシンプル。必要な情報を検索すれば、その答えが返ってくる。膨大

な答えがな。絞る必要はあるが」

級長が割り込んできた。

「つまり、天使界内ならどこでも使えるインターネットってことかな?」

「まあ、そんなところだ」

早速、学校に行くと、サッカーをしている子供達が止まってたり、教室で宿題を

している子供達が止まっていた。もしかしたら、静も……。僕は病院の方を向き

、立ち止まっていた。

「どうした? 置いてくぞ」

怜君に声をかけられ、後をついていく。

そしてプールに飛び込み、気がつくと、前と同じ空間、天使界にいた。

怜君は立ちながら空を見上げ、両手はパソコンのキーボードがそこにあるかのよ

うに指を動かしていた。僕にも出来るのかな、と手を動かしても全く反応なし。

コツがいるのかも。

「わかったぞ」

怜君がいうには、何かのキーワードがあれば、そこを目印にして天使界から目的

の天使界に行けるらしい。そして、今回のキーワードは戒 時を止める能力者 天

使界にいた形跡 その天使界 だ、そうだ。

怜君は空間に手を当てると、空間が光り、その中へ溶けるように消えていった。

僕達もついていく。

すると、そこは砂漠だった。よく凝らして見ると大きな水溜まりに木が一本とい

うオアシスのような場所も見える。

でも、暑くない。そのことを怜君に聞いてみた。

「能力で作られたものには能力者は基本的に反映されない。時を止めた世界でも

俺達が止まってないのは能力者だからだ。良くも悪くもな。ただし例外はある。

能力者が能力を纏ってる以外のところを能力で触れられれば、それは発動する。

それと逆はあるな。能力で作られたものに、能力は使える」

つまり、ここ(天使界)でも能力は使えるということか。

「さて、と。逃げてなければこの辺りに奴はいるはずだが」

と、その時、足元が急に地面に吸い込まれる。足元は丸くへこんでいて、中心に

人の四倍はありそうな虫らしき姿が。

ありじごくだ!

必死で上に上がろうとするが、砂だからあがけばあがくほど下に落ちていく。

急に滑りが止まった。気づけばへこんでいる部分が石になっていた。そして、僕

や怜君、級長は手足と身体少しが石に埋まっている状況だ。

「これは、何?」

僕は訊いた。

「ごめん、急だったから」

どうやら、級長が三回目の能力を使ったらしい。

……しかしもうちょっとなんとかならないもんかね。これじゃあ、身動きできな

いし。

「敵は劣聖石の守護者のようだな」

怜君は補足した。

と、その直後、石にした円形をさらに上回る円形で砂滑りが始まり、動けない上

にどん底に落ちていく行くという最悪の状況に。

どうすれば、あ、元の場所、元の状態に戻せば、僕は能力を使い、元の場所に三

人を戻した。……が、元来た場所がありじごくによって砂滑りになってるわけで

、空中に放り出された三人は再び穴の中へ。石は抜け出せたけれど。

「お前は何がしたいんだ~」

怜君の悲鳴が聞こえてくる。



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