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犯罪組織2

俺とヒトミはアリスの話を聞いた。道中で契約した妖精には感謝している。


「しかし、おもってたのと違うなー」


俺はプルトをまじまじとみた。プルトはなんだか恥ずかしそうだった。


「あ、僕は醜いけど、他の妖精は綺麗ですよ。」


へー他の妖精は綺麗なのか。こいつは苦労してんだろうな。と思った。


「まあ、そんなこというな、お前も丸々太ってて可愛いぞ。アリスを助けてくれてありがとな」


そういい、プルトの頭を撫でた。


プルトは泣いた。


なんでも、こんなに優しくしてもらったことがないのだと。どんだけハードな人生をおくってんだろう。まあアリスが主人だからこいつは幸せになるだろう。


「僕、こんな優しい主人とこんなに優しい主人の両親の元にいて幸せです。」


「ふむふむ、こういう妖精もおるのじゃな。わしは見た目重視じゃが、別におぬしはかわいいとおもうぞ。愛玩動物として。」


「しかし、妖精かいるんだな。妖精のこと教えてくれ。」


俺はこの世界のことを何もしらない。そのことを再確認した。


アリスやじじいから話を聞いた。


「じゃあ、アリスは妖精使いになったのか。すごいじゃん。」


「わしがおった時は6人しかおらんかったぞ、公にしとる妖精使いだけでも。」


「今は9人いるらしいよ。」


「じゃあ、アリス入れて10人かこりゃすげぇ。」


俺達はプルトの話はおいておき、黄金の悪魔の話に変わった。


「とりあえず、プルトはアリスの妖精ってことで、ここからは黄金の悪魔についてだ。」


「B級犯罪グループに入ってしまったらしいのう。」


「じじい、B級犯罪グループってなんだ。」


「犯罪も酷くなると、グループ分けされてのう。勿論危険度のグループわけじゃ。わしら黄金の悪魔はBクラスというわけじゃな。最高はAじゃぞ。」


「なんかやだな、B級ってしょぽい。」


「そんなことないよ、B級は国を滅ぼせるくらいの犯罪者ってことだから」


アリスがそういった。え?まじ?俺らすげーなそんなに警戒されているんだ。


「へーそうなんだ。じゃあA級はどんだけやばいの?」


「確かのう、世界を滅ぼせるくらい危険な犯罪者だったかのう。」


なるほど、確かに国の上は世界しかないか。だか、これからお尋ね者として生きていくのか。まあ、それもそうか大量殺人者だもんな俺達。


「あ、あのう、ご主人様達は悪い人達なのですか?」


プルトが聞いてきた。それにアリスが答える。


「プルト、私達はいい人ときかれたら悪い人よ。たくさん人を殺してるもの。」


「そうなのですか、わかりました。私はご主人様が大好きです。そのご家族の人も好きです。こんな私を迎え入れてくれました。私もご主人様の役にたちたいです。そのためならプルトは悪い妖精になります。」


おお、見事な忠誠心だな。妖精は皆こうなのか?アリスが少羨ましいやと思った。


「さて、今後どうするかだがここも時期見つかるだろう。そこでだ。俺達の拠点を作る。」


「どこにつくるのじゃ?」


「決めてある。地下だ。」


「わしは空がいいと思うんじゃが」


「空?ああ飛行魔法で浮かすのか。」


「そうじゃ」


「ずっと浮かすこと出来るの?」


アリスがそう聞くとじじいはニヤリとわらった。


「どうやらわしは天才でのう。魔法を付呪する技術を体得したのじゃ。」


じじいいわく、浮かぶ魔法をその土地に付呪するらしい。ちなみに付呪された魔法は消えないらしい。すごいぞじじい付呪できる人は少ないらしい。ハイスペックか。


「いやーのう、アリスを助けるために必死でイメージトレーニングしてたらできるようになってのう」


こいつはとんでもないやつだ。


俺もじめじめした所は嫌いなので空にすることにした。


さっそくじじいが土地を自分の魔力を使ってこの森一帯に飛行魔法を付呪した。すると俺達のいるキャンプ場周辺が浮かび上がり空高く飛んだ。じじいは俺とアリスを掴んで高く飛んだ。空に浮かぶ森をみて絶景だと思った。


「いやーすげーなこれ。景色最高だな。」


「うん、いい景色だね。」


「心が洗われるのう。」



それぞれが空の景色を楽しんだ。










ウルベスタは森の中を進んでいた。


「ウルベスタ隊長報告があります。」


「なんだ」


「先ほど連絡が来ましたが、黄金の悪魔の娘が首都ローザンメイエフに現れたそうです。」


「なに?どうなったんだ?」


「悪魔の娘は逃亡、追いかけていた騎士は全員殺されたとのこと。さらに、悪魔の娘は騎士団から情報をとろうとしていたとか。」


「なるほど、敵から情報収集とはなんとも大胆不敵なやつだな。」


「リリエッタを首都に遅れ。首都周辺にまた現れるかもしれん。」


「わかりました。」





首都ローザンメイエフに到着した。リリエッタは情報を集めた。驚いたのは悪魔の娘と自分の娘があっていたことだ。


「そうか、ロネスそれで悪魔の娘はどんなやつだった?」


「なんか、普通の子供だった。少し大人びているとは思ったけど。ねえ、あの子も人をたくさん殺したの?私あの子とは友達になれる気がしたの。貴族の子供とは違う感じがしたのに、あの子は悪魔の子じゃないっていったのに!なんでいつも私はこうなるの?意味がわかんない!」


ロネスはもういっぱいいっぱいなようだ。


「まあ、今日はもう寝なさい。落ち着いたらまた話そう。」


「やだ、教えてあの子は人をたくさん殺したの?」


「ああ、たくさん殺したよ。」


ロネスの目からは、涙が溢れていた。自分が裏切られたこと。自分の敵の子供に友達になってといった後悔。そして怒り。さまざまな感情がまじり自分が自分ではなくなる感覚がした。ロネスはリリエッタに運ばれ、ベットに眠った。


朝起きた。私は冷静になって考えた。あんなに小さい子供でも人を殺せるくらいに強いのだ。私なんて復讐できない。このままでは。強くなるんだ。私はまだ子供だから、強くならなくてもいいと思っていた。でも違った。子供でも強くなれる。私は首都の警備を任されたといっているリリエッタに稽古を頼んだ。





雨だしかもなかなか強い雨だ。それもそのはず、雲との距離が近いのだ。しかし、こればかりは我慢しまいといけない。雨が山の土にしみこまないといずれ山から水が沸き上がらなくなる。そうなると水分が足りたい。大変だ!ということになるからだ。だからじじいに頼んでたまに、雨のが降っているところに移動してもらっている。



まあ、あまり低い位置に移動できないので、高い所にある雨雲を見つけたら積極的に雨を受けにきている。


「雨問題か…」


「雨がどうかしたの?」


アリスが葉っぱで作った傘をもってプルトと手を繋ぎながらこちらにきた。


「いや、水問題だ。雨が降らないと山から水が涌き出ない。雨雲がほしいんだけど。あまり低い位置にいくと、人にみられるからな。」


すると、プルトがおどおどしていった。


「ご主人様雨が降った方がいいのですか?」


「そうだね、デスの話を聞く限り降ったほうがいいみたいだね。」


「ご主人様僕できます。雲くつれます。」


「本当か!?プルト!」


「はい、デス様、どんなに高い所でも雲を作ることが可能です。」


なんて優秀な妖精なんだこれで解決じゃないか!


「プルト本当に助かった!俺が欲しいくらいだプルト!」


プルトはとても嬉しそうだった。


これからは10日に一回は雨が降るようになった。





「おーい、今日は熊料理だー!」


じじいが帰って来た。熊を捕まえてきたらしい。







あー凄く嫌な気分だ。あの日から上手くいかなくなった。そう、あの一年前の俺達が攻めようとしていた町が壊滅した時からだ。領主は殺され、娘は行方不明。俺のしたっぱがさらう予定だったのに。そして、身代金をたらふくもらうはずだったのに。それももう当の昔。町を壊滅させたやつは、次は都市を壊滅させたらしい。あー本当にお陰でこの一年間俺達は貧乏暮らしだ。やつが町を崩壊させてから、どの町も厳重警戒だったからなうかつに手が出せなくなってしまった。都市くらいだまだ盗めるとしたら、しかし、都市は兵隊の数が多いこれは無理だ。しかし、やつらは30万人殺したらしいが。



「頭!いつまでこんな生活するんですか!」


「うるせえ!俺だって盗賊として動きたいに決まってんだろ!」


そうだ、俺らは動こうとしていた。それはやつらが一年間いなくなり段々警戒も薄れ、死んだとまでいわれていた。俺はチャンスだと思った、しかし違った。みんなが気を緩めた瞬間にやつらは30万人の大量殺戮を、したのだ。国宝を11点も盗み。それのせいでどこもかしこも超がつくほど警戒体制だ。なにも盗むことなんて出来ねえ。


あー、盗賊団解散して普通に生きようかな。うん、そうしよう。


俺は部下を集めた。


「コホン、えー皆わかっていると思うが今盗賊なぞできる時代ではありません。えー、んー、面倒だな。わかりやすくいうと解散するということだ。じゃーなー」



俺はそのまま部下達がとめるのを聞かず田舎にかえった。


帰ると、なんとなんとあら不思議。村が滅びていました。


よくみると、3つの人影ができました。俺は理解したのです。これが噂に聞くB級犯罪グループに入った、黄金の悪魔だと。





一時間前


「あー、なんか破壊したくなってきたー」


「そろそろいくかのう?」


「そうだなじじいいくか、適当な村滅ぼしにいくか。」


「なら、いきましょう。私もプルトの力を使ってみたい。」


俺とアリスはじじいの腕を掴み空を飛んだ。飛びながら周りをみて村を探した。


「あ!村あったよ」


「あそこにするか」


じじいはその村の上空にいった。


「よし始めるぞ」


俺の掛け声と同時にそれぞれの魔法を上空から打つ。アリスは妖精のプルトに攻撃をさせている。妖精のは魔法とは違うらしい。よくわからんが。


俺は手から死魔法を放った。ばたばたと死んでいく。黒いもやもやに触れるとみんな死ぬのだ。


じじいの雷魔法は想像しやすい。ただ雷を手からだしている。痛そうだ。


一番意味不明なのはアリスのプルトだ。手から虹色の光線をだしている。当たった人や物は皆灰になっている。わけがわからん。



俺達は一通り終えたら村に降り立った。村にある、服や一応使うかも知れないから、金を集めた。


そろそろ帰ろうと思っていたとき、一人の男が目に入った。


「よお、ここはお前の村か?」


俺は黄金の悪魔に声をかけられた。ヤバいと思った。死ぬと。たぶん自分の親や兄弟も殺されてしまっているのだろう、この惨劇をみると。俺が返事をしようとした時。


「ちょっとまって!」


悪魔の娘らしき子供が叫んだ。


「あのね、あの人に頼みがあるの、」


「わかった。」


悪魔の娘は俺の方にきた。


「あなたに伝えて欲しいの私のことみんなに、私の名前はアリステラ=ゴールド。この二人の娘で妖精使い。首都にすんでいる、ロネスっていう女の子にいって欲しいことがあるの。嘘ついてごめんねって。」


アリステラと名乗る子供はそういって悪魔達の方へ行き飛んでいった。


私は首都に行き、騎士団に報告したあと、ロネスという女の子にこのことを報告した。






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