ほんの少し
めっちゃ短い
デス達は大丈夫だろうか?アリステラはディアローズに襲われているイクコが心配であった。
「おやおや、心配かね?アリス?」
優しい笑みを向けながらアリスの頬を撫でるのはムールメイトのシューベルトだ。
この男とアリスは瞬く間に3つ星へと上がり学校で少し有名人になっていた。
「うん、」
紫色の髪を撫でながらシューベルは言う。
「心配する必要はないさ。明日の決闘では僕がついているからね。」
どうやら、私のルームメイトは明日の決闘に関して私が心配していると思っているんだろう。
「そうじゃないよ、親が心配なの!」
「そうかい、それこそ大丈夫だろう。黄金の悪魔は今最も世間を騒がせている中心人物ではないか!」
シューベルトはアリスの頭を撫でながら言う。
「1年前私の国の隣がイクコの亜人たちに滅ぼされた。その時に指揮を振るっていたのが黄金の悪魔だ。彼らは最強だ。私は興味があり彼らの戦闘を隠れながら観察した。その時彼輪に勝てる者はいるのかと思った。それほどだ。」
だから大丈夫。というような顔をしてシューベルトはベットから立ち上がり自分の剣の手入れをしている。
アリスはそんなシューベルトを眺めながらベットでゴロゴロしている。デスのゴロゴロ大好き病がうつったのだろうか。
明日の決闘はプルトは使えない。自分の力だけで戦わなくてはならない。が、デスとヒトミによる血代能力により、生命の危機は感じられない。そして、負けるつもりもない。
このエラーテルの決闘はいつでも誰でも挑戦したり受けたりすることができる。挑戦者は挑戦したい相手に申し込み、申し込まれた側は拒否か受諾をすることができる。
今回のエラーテルの決闘では、お互いのポイントをかけている。そのポイントは100ポイントだ。このように決闘は勝った方に何かしらのメリットがある。そして、何でも賭けることができる。賭けの内容は挑戦者があらかじめに提示する。
シューベルトとアリスは決闘を繰り返してポイントを集めている。普段の授業でも成績がいいとポイントがもらえるのだがシューベルトが豪華な部屋に暮らしたいというので仕方がなくやっている。そう、星の数で住む寮が変わり豪華になっていくのだ。ちなみにロネスは周りについていくことで精いっぱいでまだおんぼろの寮に住んでいる。しかし、同期はみんな星1なので特に遅れているわけではない。アリスとシューベルトは例外。
アリスはデス達の事や明日のことを考えながら眠りにつく。
「起きろ、アリス。朝だ。」
きれいな顔をした男が自分の瞳をのぞいてくる。アリスはシューベルトに起こされ、着替えさせられている。シューベルトと暮らしてからアリスはダメ人間になっていく。王族でありながら何でも器用にこなせるシューベルトは家事洗濯はもちろん小さい幼女のお世話までできてしまうのだ。プルトがご主人様がダメになるのではないかと思うくらいに。
着替えが終わったアリスはまだ眠たそうに瞼をごしごしとしているが、シューベルトに促され椅子に座り食事をとる。もちろんシューベルトが作っている。
「いただきます。」
シューベルトが手を合わせてそういう。そういえば、デスもたまに似たようなことしていたっけ?
「シューベルトいただきます知ってるの?」
その発言を聞いてシューベルトは目を大きく見開いている。
「アリスも知っているのかい?」
「デスがたまにするんだ。それ。」
なるほど。と小さく呟きながらシューベルトは黙々とご飯を食べる。アリスも黙々とご飯を食べる。窓から暖かい日差しが入ってくる。二人を穏やかな気分に導く。




