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中立人民共和国アル

「くっそー」


朝からデスは気元が悪い。それもそう自分たちがイクコ王国に飼われていると思われているからだ。


SMSでなんども否定を繰り返している。



「デス~、新しい家凄いね。金ばっかだよ!」


アリスとプルトはデスが見定めたアラビアン風の城に過ごしている。勿論ヒトミとデスも。


ヒトミの飛行魔法を呪符し、プルトの能力で外からは視認できないようにしている。いわゆる不可視の飛行城となっている。


今日はプルトとアリス二人で城を回っていたようだ。


「そうかそうか」


アリスのはしゃぐ姿をみると、心なしかデスの気元もおだやかになったようだ。


「今帰ったぞー」


ヒトミが帰ってきた。ヒトミは今食料を取ってきたのだ。城にも食料はたくさんあったが、デスの魔法で全部駄目になった。


「今日はなんだじじい」


ヒトミがデスの呼び声にふっと笑う


「今日は鴨肉だ!」


そういうと飛行魔法でデスのいる部屋に鴨をたくさん運んできた。


「へー鴨肉かたべたことないな。」


「ほう、食べたことないのか。」


そう、デスは元のいた世界の時ですら鴨肉を食べたことがなかった。


「じゃあ、わしが腕をふるって料理するわい。鴨の雷焼きじゃい。」


「普通に火で焼いてくれ」


「じゃあ、私が手伝おうか?」


三人は今日も仲良し。








世界では混乱が起きていた。新しいA級犯罪組織が与えた被害は余りにも多く多大な犠牲を払っていた。特にサルテイシア合衆国の崩滅により、魔導法国の経済や資源に多大な打撃を受けていた。サルテイシア合衆国とは資源が豊富な国であり、魔導法国は資源がないが文明が発達している先進国の一つである。お互いに利害が一致していた。サルテイシア合衆国には資源を送り魔導法国は魔法道具や魔法兵器を送っていた。


しかし、サルテイシア合衆国から資源をとれなくなった今、魔法道具の生産が遅れ、物価が高くなっている。これによりお金の周りが滞り、経済がうまく回っていかなくなっているのだ。今の時代みな魔法道具を浸かって生活をしているため必要なのだ。そして、どの国も全体の生活水準を上げたいため田舎にも魔法道具を取り付けようとしている取り組みが多い。そのため、魔法道具の需要はとても高い。だが、先程の理由で供給がうまくできていないのが今の現状だ。









イクコ亜人国


ユーリア王は気分が良かった。それもそのはず、滅ぼされると思っていた我国が今やこのバイド大陸の覇者に一番近い所にいるからだ。


歴代の王達は死んでしまったが、変わりに自分の敵対する三国が滅びたためこの大陸を征服しやすくなったのだ。


ユーリアの国の相手は今いない。敵無し状態だ。どんどん周りの国々から降伏宣言がでてきている。


それもそのはず、あの三国が同時に滅ぼされたのだから。本当に黄金の悪魔さまさまだ。ユーリアは黄金の悪魔を正式に自分の国に受け入れると発表した。


しかし、黄金の悪魔はそれを拒否し尚且つイクコ亜人国との繋がりを否定した。


ユーリアはせっかく王様が誘っているのにも関わらず、拒否をされ少しがっかりした。しかし、今のイクコにはこの黄金の悪魔が必要だ。というか、いたら世界を征服し一生楽に暮らせる。そもそも今この戦争がこの大陸で起こってからというもの心休まる日がない。どうしても黄金の悪魔の力をつかいバイド大陸だけでも国を統一させ楽をしたい。


そう思ったユーリアは自分の血代能力を使い、デス達に会うことにした。







「これが鴨肉かなかなかいけるな。」


「そうじゃろう。わしも昔食った時があってなそれから鴨肉が好きなんじゃ。」


アリスは黙って黙々と食べている。


プルトが何かを感知したみたいだ。契約した同士の感覚は共有することができる。


「ねえ、二人ともここ誰かきたよ。」


二人がアリスの方を見ると、大広間のドアがぎいいと開いた。


そこには、長い耳をつけた兎の亜人がいた。すると、ヒトミが一瞬にして間合いを詰め兎の亜人の喉元に剣先をつけた。


「おい、どうやってきたのじゃ。こたえろ。5秒以内にな。」


「あ、あ、あああ、あのうううえっっええととと」


兎亜人は驚き、おどおどしている。


「もう5秒だきる。」


そういった瞬間にヒトミはさっきデス達と食べていた玉座の所に戻っていた。そうこの三人大広間の奥の中央にある玉座の前で焚き火をして鴨肉を食べていたのだ。


そして結局広い部屋を使わず大広間にキャンプを建てていたのだ。キャンプ生活が長かった分キャンプじゃないと違和感がでる体になってしまったのだった。


話は戻り、ヒトミが瞬間移動して元の場所に戻されデスは相手の能力を考えていた。恐らく自分の好きな場所に相手を瞬間移動させることができる能力そう考えていた。そしてまず自分の血代能力を展開させた。その時。


「ちょちょちょっとまってくださち!!!」


ユーリアは盛大に噛んだ。


(わたくし)イクコ亜人国の国王ユーリアと申し上げます。」


デスは確かにヒトミが今は兎がイクコの王様だといっていたな。てことはどうせ我国に来て下さいとかそういうつまらない事なんだろうともった。


「てめーがあのうざい王様か、俺はてめーらの駒にはならねえぜ。」


そういったデスは一つ気がかりなことがあった。


「あと、一つ聞くがてめーおそらく血代能力をもっているだろう。なんでだ?亜人はもてねえだろう。」


そう、先程ヒトミを瞬間移動させた能力は魔法とは違う異なる能力の感じがしたのだ。


「そうですか。やはり仲間にはなってくれないのですか、先程の質問に答えますね。はい、(わたくし)は血代能力を持っています。それはセメント大陸の国の人と母からできた子供だからです。まあハーフ見たいなもんです。」


「ハーフか、そんなことあんのな。セメントの人達って亜人くそ嫌いじゃなかったっけ?」


デスはヒトミの方を向いた。ヒトミは頭をぽりぽり書きながらいった。


「まー中には色物が好きなやつもおるしな。兎の亜人とかエロくて人気なんじゃないのかのう。年中発情期だし。」


「あーなるほど。」


「違います!母と父は本当に愛しあっていました!もう帰ります!ありがとうございました!」


ユーリアは自分を守ってくれた人、大切な人をバカにされた気がしてならなくて怒りを抑えることができなかった。


黄金の悪魔達から背を向け城から出ようとすると、後ろから禍々しい気配がした。


「おいおーい、俺達の住みかにきて生きて帰れるとお前本当に思ってんのか?」


ニヤニヤと笑うその顔が悪魔のようで、綺麗なはずなのにおどろおどろしくてすごく醜い物に感じた。ユーリアは寒気が止まらなかった。


デスの手から黒い煙がユーリアにむかって放たれる。


「どこいった?」


黒い煙が去ったあとそこには誰もいなくなっていた。







数日黄金の悪魔は音沙汰がなかった。それもそのはず、デスがごろごろしているからだ。ここ最近デスは動きっぱなしだった。その反動がきたのだ。デスはとても燃費がわるい。少し動いただけで休みたくなる。それはデスがごろごろ好きなのと面倒くさがりのダブルコンボで起きる症状だった。


ヒトミはごろごろしているデスを眺めている。デスはごろごろしているだけで可愛い。本当に結婚して良かったとヒトミは心の底から思っている。


「何ニヤニヤしてんだくそじじい。」


デスの気味悪そうに見てくる顔も可愛いし、可愛い声で酷いこと言われるのもたまらないと思っている。


本当に幸せだとしみじみ思っている。あの時幻想砂漠からデスがきて、腐っていた自分を連れ出してくれて感謝しかない。本当にデスに会えて良かった。


しかし、ヒトミは一つだけ不満がある。それはデスとまだ一度も寝たことがないのだ。そろそろ我慢の限界である。というのもこよセメント大陸式結婚は浮気などやましいことをすると舌に激痛が走る。それは自慰行為ですら発動する。一回我慢できずに一人でしようとした時余りの舌の痛さに死ぬかと思ったほどだ。なるほどこれは浮気できないなとヒトミは思った程である。


しかし、それでもヒトミは手をださない。それはデスのことは好きだが、デスの心が女ではないと気づき初めているからだ。多分同一性なんたらなのだろうと思っている。それは日頃の行動言葉使いが男の様に感じるからだ。だから手をださないのだ。だが、目の前には無防備にその体でごろごろ寝転んでいる、可愛い女の子がいるのだ。ヒトミは悟りを開きかけている。


ヒトミが煩悩と戦っている頃、アリスはスマプで調べ物をしていた。


それは学校である。アリスは学校にいったことがない。というのも、それまで盗賊とかの関係で家や町の中央の所くらいしか生活範囲がなかったからだ。だからあの時実は盗賊に拐われたの出はなく自分から抜け出したのだ。外を見たくて。しかし、そんな時に限って盗賊に見つかり捕まっていた所にヒトミにであった。


今思うと私は、なんでこの人達といるのだろう。自分の親、町の人この人達が殺したのに。でも多分何故だかは知っている。この人達が自分を大切に思ってくれているからだ。私は案外チョロいのかも知れない。それか最初に都市に向けて放った魔法からもう後戻りはできないと感じて要るのかも知れない。


私の手は汚れている。この罪悪感は全身からくる苦痛から中和されている。自分が罰されている気分になるからだ。


私はあの人達の様に慣れない。


なんてぐちぐち考えながらも学校を調べていた。アリスが調べているのは、デスが元いた世界でいう、高等学校や大学レベルの学校だ。アリスの体の年齢では到底いけない様な場所を調べている。しかし、アリスの実年齢はそれくらいだ。自分にあったレベルの教育を受けたいのだろう。それもそうだ。幼稚園になんていくきが起きないのは当たり前だ。


調べながらも中々でて来ない。ここら辺ではないのかもしれない。以外にも年齢は問わないと書いてある学校は多い。しかし、犯罪組織はだめな所が多いのだ。しかも私達はA級だ。犯罪組織に属している子供でもなく犯罪組織の一員であるのもまたまずい。この条件を飲める学校がないのだ。


アリスがため息をする。するとヒトミが声をかけてきた。


「どうしたのじゃ?アリス。」


わいかわらずイケメンだ。それだけでなんでも赦してしまいそうになる。


「いや、あのね。学校調べてたんだ。けどね、私がいける学校がないの。」


「どういう学校にいきたいんじゃ?」


「色々教えてもらえる所がいい。子供に教える内容じゃなくて大人でも勉強するような所で学びたい。」


なるほどのう。アリスは学校にいきたいのか。なら、ひとつだけアリスでもいける所があるのう。まあ、わしの母校なんじゃが。


「ふふふ、アリスよ。エラーテルで調べてみろ。行きたいところが乗ってると思うぞ。それに、アリスなら多分入れる。」


エラーテルとはアリスは聞いたことがなかった。多分セメント大陸ではない所なんだろう。


アリスは早速エラーテルについて調べてみた。そこは、中立人民共和国アルという島国にあり、世界各国からいろんな人達が集まる所というらしい。別名世界の窓。それには理由があり関税がないのだ。色んな国の商人達が集まりあらゆる情報、商品をもってくる。だからそう呼ばれている。そして中立国家として戦争をすることがなく。世界で一番平和な国と言われている。


そこにあるエラーテルとは人種や職業、年齢、平民、貴族など関係なく誰でも学べる所なのだ。入試の倍率はものすごく高い。とても有名な学校だった。



「ここに行きたい!」


デスとヒトミが料理をしている時、エラーテルの画面をデスに見せた。デスは考えながらもいいよといってくれた。


「ありがとう!」


私はデスに飛び付いた。





いやーまさかアリスが学校にいきたいとはなんてこったい。まあいいとは思うがそうなるとこれからどうしよう。滅ぼすことは余りできないよなー。学校で両親のことでいじめられたりしたらなんか可哀想だし。んー、は!あと金いんじゃん。なんかとてつもないくらい学費が高そうな所だったぞ。どうすんだこれ。んーあれしかないのか。







数日後デスはイクコ亜人国に赴いた。


「よう、兎の王様。」


少し、デスは暴れたので。城はぼろぼろ死人たくさんの状況である。


「なんだ。今度はこの国を滅ぼして来たのか?」


デスはユーリアの質問を無視して続けた。


「ここの軍のトップは何て言うんだ?」


(わたくし)の最高司令官と国防長官と総合参謀本部議長とだ。」


「なら、私を国防長官、ヒトミを総合参謀本部議長にしてくれるのだったらこの国に入ってもいいぞ。ただし給料ましましでな。」


この話合いは即決だった。何故ならあの三国を一瞬で滅ぼした黄金の悪魔が仲間になるのだ。これはいい。中には不満を出す民がいたが、これからの二人の活躍によりその声はだんだんなくなっていくことになる。まあなくなったりはしないのだが。


デスが軍に入ったのには訳がある。ひとつは金これは軍に入らなくても貰えるがまあ、金がほしいのだ。これはおまけ程度。もうひとつの理由が大本命。それは軍に入れば滅ぼしても正当化され、犯罪ではなくなること。これにより、破壊の限りをつくしてもアリスのことを悪くいうやつは今よりかは減るのではないかと思ったため。


しかし、デスは改めて思った。こんなにも簡単に思い通りにいくのかこの世界は。力があれば何でもオッケーだなと。少しつまらないと思った。元の世界に戻れる方法ないかなー。とか思っている。




半年後、エラーテルの入試が始まる時期になった。アリスは少し緊張している見たいだ。ヒトミは商人達のわけのわからんものをみて興奮している。


「ヒトミさっさといくぞ!アリスの試験があんだから。」


デスとヒトミとアリスは試験会場に向かった。






「ロネス、頑張りなよ。あんたなら必ず受かるから。」


リリエッタは試験会場手前でロネスにお守りを持たせた。


「リリエッタ私頑張るよ。絶対受かって卒業するからね。」


リリエッタは試験会場に入っていくロネスを見守り会場を後にした。そして、酒場に行こうとして歩いた時、ある人物達とであった。そう今はイクコの軍の最高責任者になっている黄金の悪魔に。


「あ、騎士団と戦った時にいたねーちゃんじゃん。確か副団長になったよな。」


デスが話かけてきた。


「ああ、初めましてではないか。リリエッタだ。お前らも受けるのか?」


「俺らは保護者できたの。俺はデス。こちらはヒトミ。受けるのはアリスだよ。まあ、名前は知ってるよな。」


確かに幼い。リリエッタもエラーテルを受けるには幼すぎるがそれを越して幼い。しかし、リリエッタはそのアリスの強さをしっている。


「その子が受けるのか。幼いけど、まあこの子なら大丈夫だろうな。」


「逆に聞くけどリリエッタも受けるのか?」


「私もお前らと一緒だ。保護者としてきた。私の子供はアリスのことを知っているよ。アリスは覚えているかなロネスって言うんだけど。」


「あ、首都に潜入した時にあった女の子。」


「お前さんの娘は何歳じゃ?」


「最近9歳になったばかりだ。」


9歳でエラーテルかこれはだいぶ凄いのう。リリエッタも副団長でエラーテルのことはよく知っているはず。ここは大人でも入学が難しい所だ。それを9歳の子供に行かせるとは。相当な才能の持ち主か努力してこのエラーテルを受けれるレベルまで到達したのだろう。あるいは両方か。


「それは将来有望じゃのう。騎士団に入れるのかい?」


「ああ、そうさ。ここでは戦争や暴力は御法度だ。だがな、うちの娘は騎士団に入りお前らを殺したいと思っている。そのためにこの学校に入るんだとよ。まあ、せいぜい仲良く頼むよアリス。あとそこの二人今度会うときは殺し合いの時かもな。」


そういい。リリエッタは酒場へと向かった。




「よし、アリス!ここが会場だな。俺はここまでだけど、頑張れ。お前なら絶対できる。」


「おう、そうじゃ。おそらくこの学校の中でアリスが一番優秀じゃ早く卒業できるじゃろう。入試にいたっては当然合格じゃ。」


「ありがとう二人とも。じゃいくね。」


「ちょっとまつのじゃ。」


そういうと、ヒトミはアリスにお守りを渡した。


「これはセメント大陸代々伝わるものでな。このお守りはいつもお前を見守っているという願いが込められておるんじゃ。頑張るんじゃアリス。」


「いってこい。戻りたくなったらいつでもイクコに来い。てゆうてもイクコの上空だけどな。」


「いってきます!」


アリスはお守りを握りしめ、会場に進んだ。




「さーて、俺らもどっかよるか。この国なんでもあるんだろ?」


「そうじゃのう。見てまわるかのう。」


3時間後また、酒場でリリエッタと合う二人であった。


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ユーリア


年齢28 女 兎亜人ハーフ 赤髪長髪ストレート うさみみ 168cm

職業 王様


かなり美人可愛い


血代能力???


ベアトリス・ベルベラー

38歳 女 狸亜人 茶色と黒の混じり合い髪短髪ボサボサ 172cm 美人?


職業宰相


魔法 ???系統






デス、ヒトミ、アリスの服装はアラナ王国の服装でアラビア人の様な服装をしている。布の色は悪魔らしく黒色。












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