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犯罪組織3

騎士団達は驚愕した。それは、この世界の10人目の妖精使いが見つかったからだ。


ウルベスタにもその情報が回ってきた。


黄金の悪魔は親が二人とも血代能力をもっていることは濃厚。なぜなら魔法を使うとき死の魔法であったとしてもなにかしらエフェクトがでるからだ。黒いもやだったり、火だったり、雷だったり。ただ触れるだけで殺すことはできない。厳密にいうと、触れたとしても手に何らかのエフェクトがでるはず。魔力を外にだしているのだから。魔法にかえて。それがなかった。ただ触れただけ。これは血代能力とみておかしくない。中にはエフェクトがない魔法もある、それは自分に魔法をかける場合、魔力が外に出ないからだ。しかし、これは今回どうでもいい。


とりあえず、デスとヒトミは血代能力者の可能性が高い。そこに加え彼らの子供だ。子供ということは、当然二人の血代能力も受け継いでいる。それだけでとても脅威なのに、そこに加えて妖精と契約している。あり得ない、規格外だ。この世界で9人しかいなかったのに。この国でさえ妖精使いは4人なのだ。そんな妖精と契約できた、アリステラ=ゴールドは一番要注意する人物なのかも知れない。


しかし、気になる。このアリステラという名前は行方不明の亡き領主の娘の名前と一致している。そして、髪の色、瞳の色も一緒だ。しかし、このアリステラは幼児だ。別人の可能性もたかい。


果たして、自分は黄金の悪魔を討伐することができるのだろうか。


「隊長、森の中がクレーターになっていました!」


「なんだど!どういうこどだ。」


「森がぽっかりなくなっている部分があります。」


もしかして、やつらがいたのか。ここに。そしてどこにいった。このクレーターはなんだ。この一帯ごとどこかに移したのか?それとも全く関係のない別のことか?


「とりあえず、騎士団の団長に報告だ。」


「わかりました。」


長年の感だが、やつらに近づいている気がした。





団長に報告がきた。


討伐隊の話を聞いてあるひとつの可能性に気づいた。最近襲われた村の生き残りから聞いた話だと、やつらの中に飛行魔法をもつものがいる。そして今回の森の一帯が消えたこと。これは、森を浮かせているのではないか?規格外すぎて思いつかんがそれがしっくりきた。やつらの娘は、この首都にきて、騎士団が森を捜索することを知った。そして、親に伝えて。親が上空に森を浮かべたということか。


つじつまが合う気がする。よし、討伐隊に報告だ。










村を襲われたおじさんからアリスのことをきいた。アリスは妖精使いらしい。リリエッタに聞いたら、とてもすごいことらしい。しかも、親よりアリスが一番強いかも知れないらしい。村を襲った時の髪の色が紫のことから、私とあったときは染めてなく、私にそう見えるような魔法をつかった可能性があるといっていた。

もし、そうなら幻惑魔法だと、リリエッタはいっていた。リリエッタは一度幻惑魔法の使い手と戦ったらしい。幻覚などをつかい、しかも自分自身に魔法をつかい、他者からは別の者に見せることもできるらしい。応用がとてもあり、厄介な魔法だといっていた。


私はどんどん離されていく気がした。こんなに特訓しても黄金の悪魔を殺すことはできないのではないか?そういう気持ちにおちいった。








ウルベスタは団長から聞いた通り、飛行船にのって空を探索していた。この飛行船は魔力を動力として空を飛ぶため、魔法使いたちを大量に乗せている。ちなみにこの技術は魔導法国からいただいたものだ。


ウルベスタ達は空の景色を眺めながら、空を浮かんでいるであろう森を探していた。


「隊長!ありました!森が本当に浮いています。」


「なに!その双眼鏡かせ!」


部下から奪い取った。双眼鏡を覗くと確かに森が空を浮かんでいた。


「見つけたぞ、総員戦闘待機森に近づいたら、この飛行船に積んである魔力砲をぶっぱなす」







あー今日ものんびりできていいなー。これはニート生活だじじいは食料を集めにいってるし、アリスとプルトは洗濯しにいってるし、最高だ。



ドゴーーーーーン!!!!!!



森が揺れた。最初地震か?とおもったがここは空地震なんて来るはずもない。ならなぜだ俺は空を見上げた。空にはなにもうつっていない。俺は飛行魔法が使えない。今は高い所から周りをみたい。とりあえず、じじいは大丈夫だろ。問題はアリスの処だ。プルトがいるとはいえ心配だ。



なんじゃこれは?じじいは空を飛んで目の前にいる飛行船に目がいった。


「わしがおらん間にこんなにも文明は発達しとるのかの」


じじいは全速力で飛行船のところへ行き、雷を纏い剣を振るった。


しかし、船は壊れなかった。


「防御魔法です。驚きましたか。」


船に乗っている女はわらっていた。


ふむふむそういうことか、やつら噂に聞く討伐隊じゃな。


「貴様らが討伐隊かのう?わしはヒトミ=ゴールドじゃ。以後お見知りおきを。しかし、覚える必要はないかのう。ここでおぬしらは死ぬのじゃから。」


悪寒が討伐隊全体に走った。


じじいは血代能力をつかい、自分の目に移っている先ほどの女と自分の位置は反対にした。


周りは女が突然悪魔に変わり、驚きをみせている。悪魔がいた空には女が落下しながら悲鳴をあげているのが見える。


「ひるむなああ!!」


ウルベスタの声にハッとなった討伐隊はヒトミに迫っていく。


「ふふふふ、ガキ共目がわしに敵うはずなかろう。」


いくら切りかかっても、魔法を打っても全て跳ね返されてしまう。その圧倒的な不気味さが討伐隊の士気を下げていく。


「わしに攻撃が当たっておらぬのだか?」


不敵にわらうその青年は何とも言えない凄みがあった。


討伐隊が折れそうになったとき、ウルベスタが走った。ウルベスタは剣を抜いてヒトミに切りかかった。


確かに切ったはずだ。だが、なぜか切れているのは自分の方だった。先ほどの討伐隊達の攻撃もそうだ。そして最初のアミと自分の入れ替え。わかったきがする。


「討伐隊の諸君こいつの血代能力がわかったぞ、こいつの血代能力は反対だ!なんでも反対にするんだ!」


討伐隊達は考えた反対にする能力に勝てるのかと。


「お前ら!攻撃はするな身を守るんだ!」


「さすがに、ここまで能力を見せるとバレてしまうかさすが討伐隊なことだけはあるのう。」


「しかし、ここまでよ。わしの本気を見せてやろう。」


そういうとその悪魔から圧倒的な気力が涌き出た。


「なんだこれほどまでの気力、死ぬつもりなのか?」


「教えてやろう、わしは生まれながらにして気力が無限に涌き出る特異体質でな。気力が減らんのよ。」


ヒトミは気力を最大限までに高める。


「食らえこれが89代騎士団団長 カロネス=シルバーの剣!」


剣に気力があつまる。そして銀色に輝く。


「断罪するスーパーシルバーじゃーーー!!」


飛行船は真っ二つになり爆発した。



「ふーっ、久しぶりに騎士団をみて少し熱くなったのう。帰るとするかのう。」


ヒトミは燃え落ちていく飛行船をみて、帰った。




俺はアリスと合流してヒトミをまっていた。


「ヒトミ大丈夫かな」


アリスが心配していた。その様子をみてプルトもあわあわしている。


「まあ、大丈夫じゃないか?あいつ捕まる前はこの世界で5本の指だったらしいし。」


「そうだよね。大丈夫だよね。ヒトミつよいし。」


「ご主人様私も大丈夫だと思います。ヒトミ様からはいつもとてつもないエネルギーを感じます。」


プルトがそういった。


「まだかねー」


俺はそう呟いた。


「おーい、おぬしら大丈夫かー?」


ヒトミが空から降りてきた。


「なんかあったのか?さっき凄い音したけど。」


俺達はヒトミから話を聞いた。空飛ぶ船から砲弾を打ってきたそうだ。ヒトミには空飛ぶ船のことを飛行船というように教えた。


ヒトミがひとりで倒したらしい。なんてこったい。しかも、俺達を追いかけている討伐隊だったらしい。ヒトミも久しぶりにおもっいっきり剣を振れて嬉しそうだった。俺も戦いたかった。今まで一般人しか殺ってないから、騎士団がどれほどか楽しみにしていたのに。


俺はヒトミに文句をいいながらキャンプ場へ戻った。






ウルベスタ達の飛行船が発見された。生存者はいなかった。これほどとは、ウルベスタも強いはずだしかし、ウルベスタは負けた。


しかし、いい情報もある。それは、やつらが空にいることは間違いないのだから。


今度は俺達総動員でやつらを殺すこれは今まで滅んでいったもの達のためにも。


はそう胸に誓った。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

92代騎士団団長ルイス・カリ・ルドヴィン

現世界最強

血代能力 5つ

魔法 呪い系統、引力系統

31歳

192cm

黒髪

別名 首切り隊長ルイス

騎士団の隊長の時、B級組織を壊滅させ、組織500人の首を持ってきたことからそういう異名がついた。




気力について説明、気力は誰もがもっている生命エネルギーで気力を外にだすことで身体能力が向上する。出しすぎるとスタミナがなくなり倒れたり、死んでしまうこともある。


更に気力を鍛えるとヒトミのような特別な攻撃もできる。


ヒトミの時代は気力をつかって戦うのが主流だった。今は魔力媒体道具があるので気力をつかう人はなかなかいない。







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