実験
こんなことをやってもいいものか……けれども、最初のうちだけだと思い直して実験――というのもなんだが、猫様が居心地よく過ごせるような環境を作りたい。
それで、一番に思ったことは『飯の時間と量』である。
以前、猫を飼ってみて、身近な動物でありながら意外と知らないものだ、と書き、色々と本やネットで調べたり、勿論今現在も疑問に思ったことは調べたりしている。
その衣食住に関して、やっぱり食事がちゃんと出来ているかが気になり、猫様には申し訳ないが試してみた。
まず、ばーちゃん家から貰って来るまで、エサの時間・量は決まっておらず、母猫と兄弟猫と一日分のエサが入った皿から好きなときに好きな分だけを食べていた。
それを、時間を決めてやろうと思った。――が、如何せん猫様の状態は“やや痩せ”、いやそれ以上に痩せていた。体格が普通サイズらしい兄弟猫に負け、また生まれつきの小ささで少食であった。
なので、完全エサの時間帯だけにエサを与えるのではなく、『6時半』『10時』『12時』『3時』『18時』『あとはご自由に』と夜にケージの中で食べられるようにした。
しかし、次の日、50グラム与え、35グラムしか食べなかった。
運動量のせいかもしれないと考え、直ぐにキャットタワーを買い、遊ばせたりすると水を飲む頻度と共にエサを食べる量も増えた。45グラムに…
で、徐々に日が経つと運動量も更に増え、食べる量と比例して体重も増えていった。また、ガリガリであるのはあまり変わりがなく、季節も関係あるだろうが、毛並みが綿毛からモフモフになって来たように思う。ブラッシングは躊躇ってしまう気持ちも消えず、“歯ブラシが気持ちいい”らしいと動画サイトで見て知り、ブラシの代わりに子供用歯ブラシで撫でてみた。……ただのオモチャになった。
ということで、ペット用ウエットティッシュで拭いている。
うん。話が逸れてしまったけれど、そんなところ。
だが、食べる量が増え、体重が増え、排便も良好、運動も適度なはずなのに、また疑問があ出て来る。「はて、この猫は一日で一体どれだけ喰うのか?」
猫の普通がそうなのかどうなのかわからないが、飼い始めてから一週間、恐らく24時間かけて50グラムを完食した朝にカロリーと量を補うため(一日の量を知るため)に、母猫が好きであったエサの子猫用を5グラム足して、全部で55グラム与えてみた。
結果――、毎日5グラム残された。
ということで、うちの猫様は今のところ一日かけて50グラムしか喰わない。
しかし、それだと主に与えている“350kcal/100g”ではカロリーが足りないので、母猫大好き“430kcal/100g”の量を増やすことにした。それが今週の水曜からである。
今の体重から必要カロリーを計算し、約200kcalになるよう若しくは少しばかり多めにしようと思う。
・主―40g
・母―10g
これでどんなもんなのか、様子を見ることにする。
ちなみに、まだ水の量は計っていない。糞や尿の状態から大丈夫であろうと判断しているが、計量カップ風メモリ付きの水飲み皿、または皿型の小型の計量カップはないものか……
以上です。
※追記※
実験修正について。訂正について。
エサの量をはかろうとしたら、何かおかしいなあ…と思い、記録ノートを見たら55gで計算していた。――ので、エサの好き嫌いもないし、便の調子も良好だったので様子を見がてらだが、主に与えていたものと母猫が好きだったものを逆にし、母猫を主35gに、サブで今までのものを15g入れることにしようと思う。
それで、100g当たりのカロリーが高い方のものに完全移行していこうかな。
【朝のガリガリ君】
*体重―ついに1kgかっ⁉
調理用のはかりで毎朝計量しているのだが、針が一周したようだ。もうデジタル化しなければいけないだろうね。明日からは抱っこで、知りたくもない自分の体重もはからねばならんのか…
エサの時間帯は、朝6時から始まるより6時半からの方が、うちの猫は活発であるようだ。中指から手の平約13㌢、親指の付け根から直線手の平の端まで約9.5㌢の私の手でひとつかみで一回分とし、『6時半』『12時』『18時』『あとはご自由に』で与え、その都度残してあるものは片付けず皿に入れて自由に食べて貰うことにす。