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今日から下僕。  作者: こさじ
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日常と非日常


 今朝、スマフォの目覚ましかと思って寝ぼけて手に取ったら、『ミサイル発射』の警告音だった――

 一瞬にして覚醒し、テレビを点けたが、地下へ逃げろと言われても近くに地下らしきものはなし。頑丈な建物ヘ避難しろと言われても、ミサイルに耐えられそうな建物はない。どちらかといえば爆発物が近い…

 なので、なけなしの防火シャッターをおろした。


 正直、頭の中は何かしらフィルターがかかっているようだった。

 足元では、日常になりつつある猫が「腹減った〜」とニャーニャー鳴いており、テレビやスマフォでは警告の表示だらけ。どちらにもつけずに思ったことは、「シャッターおろすとめっちゃ暗いな…」である。変な気分であった。


 日本は、北朝鮮の発言に振り回されただけではないのか? 「発射しちゃうぞ」「あそこ通過しちゃうぞ」と踊らされて、結局、北海道の上空を我が物顔で通って行った。

 

 きっと、迎撃の期待なんぞ出来ない。

 というか、そんな期待出来たなら、今頃通過して行ったなんだと朝っぱらからヒヤヒヤしていなかったかもしれない。墜落することもなく、こんなことを言ってはなんだが無事に通過してくれて良かったと思うしかないのだ。

 その地区に住んでいるわけではないが、沖に落ちたと報道されたとき、ばーちゃんが無事で良かったとホッと胸を撫で下ろした。


 日常のすぐ隣には、想像以上の非日常が転がっている。いつか来るのではないかと少なからずの怯えを含ませたものや、唐突なもの……

 どちらにしても、美味そうにカリカリと音を立てて食べているのを守ってやりたい。


 しかし、その手段は、起きてみなけりゃわからない。


 そして、自分の身に起きなければないのと一緒なんだろうと、改めて思った。きっと、北朝鮮が宣言した通りにミサイルが飛んでいたら、「マジかっ!」以外に出て来る言葉はないんだろう。


 そんな自分が嫌になる。


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