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今日から下僕。  作者: こさじ
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 夢のニャンモナイト


 前から、まあ猫ならいつものことな状態なのでしょうが、成長して肉付きも程よくなり、毛もふぁっふぁするようになったこの日のニャンモナイトの中心に顔を埋める心地よさは、なんと素晴らしいことか!


 と、毎日毎日…毎日毎日毎日毎日、もふっとやられてそのまま頬ずりされてニオイを嗅がれる本人はどう思っているんだろうか?


 逃げもしない、猫パンチもしないしキックもしない。目を開けてちょっと頭を持ち上げるだけのガリガリ君……


 彼が逃げる、嫌がる、怖がるのは今現在ではヒーターの点火音だけ。掃除機だって怖がらず、怯もせず、退きもせずに接触されようがつんつんされようが「何か?」と言わんばかりに私を見上げるだけである。

 例え、撫でくりまわされても、見知らぬ客が来ようとも、「だから?」と定位置から動かない。


 そんな態度を見せられるから、頬ずりも止まらない。

 

 魅惑のニャンモナイトに擦り寄る人間…


 ひっくり返って腹毛まで堪能するが良い――と、堂々としたそのガリガリ君にまた惚れ直すのであった。


 気付けば、口の端に出来ていた黒粒ニキビが綺麗さっぱりなくなっていた。ほんの少しだけだったので、自然に治ったんだろうか?

 ま、兎に角、男前度が上がりました。

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