観察【2】
エサを少し変え、飼い始めて三週間が経とうとしている家のお猫さん。産まれて四ヶ月になると見た目が大人への階段を上っているのか、まず目つきが悪くなったと思う。
いや、精悍な顔立ちになって来たといえばいいのか…いやいや、飼い主に似るといいますから、ただ目つきが悪くなったような気がします。でも、男前であります。
また、全体的に色が濃く、模様がハッキリして来ました。特に顔が、前はワンピースのバジル・ホーキンスだったのですが、額の線だと思っていたものは目の周辺――鼻と口元の白を残して、色が濃くなって来た部分と同化途中のようです。これをなんというのだろうと調べたら、『ハチワレ』ってやつらしいですね。初めて知りました。へぇー。
それで、色々模様とか色味とか面白ついでに調べたら、性格に関係ある、とかないとか。基本、雑種は穏やかな性格だと書かれてありましたがしかし、雑種といえど似ている血統種がいると知ると、その遺伝が強いのではないかと心配してしまいます。その血統種がなりやすい病気とかね。気をつけなければいけないこととか、雑種だけれど近しいものになるのではないか?
色味、顔つきが今のところラグドールです。おかんが三毛猫でよくコレになったなぁ…な姿に毎度不思議でありますが、その種に似ているということは、身体はデカくなるんだろうか?フサフサの毛になるんだろうか? それともおかん遺伝子が抑えにかかるんだろうか? 更には、冬支度なのか遺伝なのか、白いマフラーをこさえ始めたようであります。暖かそうです。ほわほわです。
……これが雑種を飼う楽しみの一つでもあると本には書かれてありましたが、うちの猫さんはどう変身するのであろうか。今日も心地よさそうにお気に入りの爪研ぎの上でぐーすか寝ております。
寝る子は育つ。元気に大人になっておくれ。