ダンジョン改造大作戦
お腹すいた
ある日、宝箱の改良をしていて気づいた。装備者が弱いとすぐ死ぬ。
ダンジョンを改造することにした。だが、そもそもある程度宝箱に強度がないとダンジョンに巻き込まれるかもしれない。改造する前に宝箱を鑑定してみた。
魔鉄の宝箱
魔力の染み込んだ鉄で出来た宝箱。
壊れ難い。
壊れ難くても壊れることは有るからもうちょっと強化しておこう。
付与魔法で重力魔法と障壁魔法をかけて一定範囲内に入った攻撃を撥ね返すようにした。
もう一度鑑定してみる。
反射の宝箱
攻撃を反射する宝箱。
不壊。
これなら大丈夫そうだ。不壊はやり過ぎだとは思うが。
ダンジョンの改造を始めることにした。まず宝箱がある通路に幻影魔法をかけ改装中の建物みたいに通路を隠し入り口を見え無くし、マップで他の通路に繋がらないように通路を掘る。宝箱を掘った通路の一番おくにおく。
次に、地面から銅を抽出し、導線を作る。その先にその場で作った発火装置を繋ぐ。木炭と硫黄、硝酸カリウムで作った黒色火薬を置けば最終トラップの完成だ。中学二年のときに爆弾を作ろうと研究した甲斐があった。あのときは作れなかったが魔法がある今なら作れる。なお、何があったかは聞かないでほしい。
罠作ってる途中で気づいたが、付与魔法とその辺の小石で簡単に作れた。まあ、物理的な罠もあった方が良いだろう。