表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
1/1

秘境:1

   見渡す限りが岩と砂の世界で早一か月強、この風景にもそろそろ嫌気がさしてきた。数百年前大陸からもたらされたという羅針盤が海を開拓し、西の果ての技術者が作った蒸気機関による鉄道が内陸を開拓しても、この世界には未だ人類が足を踏み入れる、または足を踏み入れたとしても無事に帰ってくることの出来ない秘境と呼ばれる場所が多く残されている。人類がいまだ足を踏み入れないそこはまさに未知の宝庫、大国はそれぞれが誇る一流の探究者と呼ばれる人間たちを秘境へ送り込み、誰も知ることのない新種の生物や新しい鉱石、情報、そして交易、進軍ルートの確保に躍起になっていた。そしてここはそんな秘境の中の一つ、そのあまりにも過酷な自然環境から一度入ったが最後、二度と出ることは出来ないと言われているモルテラ大砂漠。そこを私は歩いていた。私の名前はココノエ、自分で言うのもなんだがこれでも過去に幾つもの秘境を踏破し開拓してきた一流の探究者だ。人間が生態系の最底辺、捕食される側に存在している恐ろしき絶海の孤島、存在するものすべてが人間に対して致命的な毒になり得る植物で構成された密林、荒々しい火山に囲まれた灼熱の大地、人が生きて帰ることは不可能だといわれてきたこれらの秘境を突破し、故国へ莫大な利益をもたらしてきた。が、そんな私にとってもこの砂漠は次元が違った。何より他の密林や孤島などの秘境と決定的に違うのが文字通り何も無いという所だった。今までに行った秘境は信じられないような危険な生物達にあふれていたが、それは言い換えれば生態系が存在しているという事だ。生きている物さえいれば正しい知識と経験さえあればなにかしらは食べる物を見つけ出す事が出来た。しかしこのモルテラ大砂漠ではまず生態系そのものを確認することができない。自分の持ってきた荷物が尽きればそれで終わりなのだ。圧倒的な広さを持つこの砂漠の前では私1人で持ってこれた荷物の量など意味を成さず、私は今飢えと渇きから死にかけている。食料も尽きた、水もない、もう歩けない、倒れた体を起こすことも目を開けることすらできない。緑もない、水もない、生もない。こんなさびしい地の果てで私は死んでしまうのか。そう思いながらわたしはついに意識を手放した。

みなさんどうでしたか?亀のような速度ですが(たぶん)続きもちゃんと書くのでまぁ記憶の隅にでもこの小説が残っていただけたら幸いです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ