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12、コーデイト・ソネット

 怒涛の二日間以降、井島たちが古田一十の名前を聞くことはなくなった。彼がどこでどうしているのかはわからない。

 ついでに井島も木崎も、魚の妖怪に襲われることはなかった。

 そういえば、一十に盗られたという幸和子の鏡は、しばらくしたら戻ってきたらしい。それが意味することは、井島たちも考えないようにしている。

 ところで、井島は引っ越しをした。

 これまでは独り暮らしするのには充分な小さなアパートだったのだが、それより少し広いマンションに移ったのだ。というのも、最近彼に同居人が増えたからだ。二人分の荷物を収納するスペースが足りなかったので、やむなくの転居となった。

 この件に関して、井島はかつての上司から、居酒屋で二時間に渡って取り調べまがいの詰問をされたりしたのだが、まあそれはまた別の話である。


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