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魔王は勇者について征く  作者: 元魔王
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組織

「そういえば、聖王国の動きは?」

「聖王国は、ヒュー大陸北の王国に現れた天使を調査するために、転生者で構成された調査団を派遣したようです」

「転生者?」

「別の世界からきた人間です。多くの場合、強力なスキルをもって転生してくるので、聖王国は軍事力強化のためにたくさんのものを拉致してきているのです」

「とんでもないな・・・!!」

「とても許される行為ではありません。聖王国は滅ぼすべき対象です。我々もそのためにいろいろと動きましたが、どうもうまくいかず」

「そういえば、君たちは一体何のために動いてたの?」

「私たちは、滅ぼされたレストの復興や、魔王様の復活、神の率いる聖王国の監視を目的としています」

「魔王様が臨終なされたとき、ここぞとばかりに神が復活し、人間と亜人を率いてレストに大攻勢を仕掛けました。魔王様を失い、混乱や戦力低下の影響があってか、しりじりと押され、敗北したということです。私たちは大陸の北、つまりイルミに亡命しようと敗走した軍の末裔です。南、つまりボル大陸に敗走したのが、現在の魔族の大陸となっている現状です。北、つまり我々は敗北した後も魔王様の復活を待ち、信じ続けるとしたもの、南は魔王様の復活を諦め、自力で再起を図ろうとしたものです」

「その結果、大陸は二分し、二人の魔王がいると」

「はい」

「これからどうするつもり?」

「魔王様は復活なされました。魔王様のご意向に従うまででございます」

「私は勇者についていくけど?」

「なら、私たちも・・・・」

「いいわけないでしょ、誰?っていわれて終わりだよ!」

「では、どういたしましょう」

「じゃあ、私に陰ながらついてきてよ。といっても転移魔法があるから大丈夫だと思うけど。それで、たまに私の指示に従って!」

「わかりました」

「じゃあ、この二週間についてなんだけど、どうせ暇なら、魔法の練習でもしようかなと思ってるんだ」

「魔法の練習ですか」

「その練習台のために、この都市の犯罪組織でも一掃しようかなと思ってるんだけど、どう?」

「いい考えだと思います」

「では、私たちの組織も裏社会入りということですか?」

「まあ、いいんじゃね?悪いことはしないし」

「ただ、裏社会の人たちからは目の敵にされますけどね」

「まあまあ、それじゃ、そういうことで!今後、組織レストはこんな感じで行きます!終わり!」

「お疲れ様でした」

座っていたものや聞いていたものが片付けを始める。

「魔王様、正式に御復活なされたので、せめて組織として活動するときはお召し物を帰られた方が」

そういって、ファーストが服を持ってきた。

「わあ!かっこいい!」

黒を基調とし、裏地は赤、装飾品は金で出来ている。

「どうしたの、これ!」

「魔王様のために、我々が作りました。御復活の記念に」

「ありがとう!!これきて犯罪組織ボコボコにするね!」

「はい!頑張ってください!」


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