スキル
「次に私から聞いてもいい?」
「はい、もちろんでございます」
「さっきオリハルコンは神の怒りを買ったって言ったけど、どういうこと?」
「そのままの意味ですが」
「??」
「大魔国は神の怒りを買い、魔王様と神ホルムが戦ったじゃないですか」
「!?」
「・・まさか、覚えていらっしゃらない?」
「・・・うん。神ってほんとにいるんだ」
「本当に覚えていないのですね」
「そいつに負けて私は死んだの?」
「いえ、魔王様は勝ちました」
「勝ったの!?」
(そういえばどこかで神殺しとか言われたっけ)
「はい。しかし神は寿命という姑息な手で魔王様を殺したのです」
「ほんっと汚い奴ですよね。母から聞いた感じ、魔王様が圧倒してたらしいのに」
「どんな感じで?」
「どうやら、なにか黒い球体を召喚して追い詰めてたらしいっすよ?」
「母の話では、魔王様の一番得意な魔法だったとか」
「え?なにそれ私知らない。」
「大魔国の国旗にもなってる力だとか」
「国旗なんてあったの?」
「これです」
そこには赤い布で黒く記号が書かれていた。その記号は数字の4を適当に書いたような、よくわからない形をしていた。
「なにこれ?これが力なの?」
「・・・私たちにもわかりませんが、おそらく魔王様のスキルなのではないかと」
「スキル?」
「スキルのこともお忘れですか」
「・・・なんかごめん」
「いえ、お気になさらず。スキルとは、生まれたときから備わっている、いわば天賦の才です」
「へえ~、私の天賦は何なの?」
「・・・現時点ではわかりませんし、復活前と復活後でスキルが変わってる可能性もあります。とりあえず、亜人のなかにスキルや能力を見れるものがいます。その者に聞きましょう」
「またイルミか・・・」




