邂逅
とりあえずこの興奮状態を解くために、私は自分に感情操作の魔法をかけ、冷静さを取り戻した。
「ふう。さて、どこから話してもらおうか。じゃあまずは、君たちは何で、どんな目的?」
「わ、私たちは、レストという機関の者で、その名の通り大魔国レストの復興を目的としています・・」
「ふんふんなるほど。大魔国の復興・・・。へ?」
思わず変な声が出た。
「復興だって!?」
「え、ええ。その通りよ。私たちの長期的な目標は大魔国レストの復興。かつて世界征服を果たした唯一の国家、そして、短い期間で滅亡した国家よ」
(あれ?滅亡してから700年たつんだよね?なんで時間たってるのに未だに復興とか言ってんの!?)
「あ、そっか。君たちエルフだ」
(・・・てことはもしかしてあったことある!?)
私はその場で必死に思い出す。
「・・・もしかして君たちの親って六高官だったりする?」
「な!?あなたはどこでそれを!?」
「私たちを知っているのですか!?」
「ちょっとまて。まず六高官を知っている時点でおかしい。それは内部の者しか知らないはずだ」
六高官はかつての私の部下で、強大な力を持っていた六人の高官だ。基本的に、私とその六人で国を動かしていた。
「やっぱり!!赤緑青の三姉妹だよね!緑の子はいま勇者のところかな?」
「・・・恐れながらお聞きします。あなたは一体・・?」
「・・・ふっふっふ。私こそ、あの時代を制した魔王!!レスト様だよ!!」
「・・・」
「・・・」
「なんで驚かないの!!」
「三姉妹を言い当てたところくらいでほぼ確信いたしました」
「本当に御復活されたのですね!!お母様から何度も魔王様を信じろと聞かされて・・」
「わー!!泣くな泣くな!!私はまだ復活を宣言してないんだから!!」
「どうしてなさらないんですか?」
「一応勇者についていってる身だし・・・」
「変身したらどうなんですか?」
「・・・」
「・・・図星ですか」
「魔王にむかって失礼だぞ!!」
「私的には、宣言なさったほうがいいと思います。最近、聖王国が不穏な動きを見せています。魔王様が復活なさったときいたら、聖王国どころか、世界中が注目し、牽制できますから」
「そーなのかー」
「・・・適当ですね」
「まあまあ、宣言するならド派手にってことで、私の分身に頼んで行かせるね!」
「・・・何をお考えで?」
「ひ・み・つ!」




