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寂しがりやな魔女の旅日記

作者: 糸田小太

「やっぱり淋しいよ」


谷と谷の狭間の原っぱで一人の魔女がポツンと座って居た。


私、アリーは新人の魔女……なんだけど正直言うと魔女になる気なんて無かった。


当たり前だけど魔女になれば色々な人を助けたりするんだけど、その為にはコミュニケーションも必要……でも私はコミュニケーションが苦手でさらに寂しがりやだった。


今でこそ少しマシにはなったけど小さい頃はお母さんかお父さんどちらかが家に居ないと泣いてしまうような、そんな子だった。


だけど5年前、そんな私を両親はある魔女さん、今の私の師匠さんに預けた。


それからは初めての親と離れての生活。最初はやっぱり泣いた。だけど少しづつ師匠さんと打ち解けていくに連れて泣くことはなくなった。


そして昨日、


「アリー、お前さんは立派な魔女じゃ」


「本当!?」


「あぁ本当じゃ」


師匠さんは朗らかに笑う


「じゃが、ここにずっと居るわけにも行かない、だからお前さんはこれから旅をして、困ってる人を助けるんじゃ」


「ひ、一人で……」


「大丈夫さ、以前のお前さんじゃない。今のお前さんには魔法と言う頼れる物があるじゃないか。」


「で、でも」


「つまり魔法はお前さんの友達だと思えばいいんじゃ。つまりお前さんはもう一人ではないんじゃから」


「そ、そうかな」


「そうじゃそうじゃ」


そして一人で旅を始めた私だったが……


「やっぱり淋しいよ」


原っぱのど真ん中で私はしゃがみ込んでいた。


「お母さん、お父さん、師匠さん…会いたいなぁ……」


でもここは住んでた街から箒でかなり飛んだ場所だ。直ぐには戻れない。


それに戻ったら悲しむかもしれない……


「進むしか…ないよね」


私は勇気を振り絞って箒にまたがる


両手に自然と力が入る


両足でジャンプして跳び始める


私はチラッと振り返る。


後にはさっきまで居た原っぱが小さく見えている。


私は一人で隣の町を目指して飛び始めた。

今回は久しぶりに短編小説です

個人的に魔女の話を書いてみたかったので魔女の旅々などを参考に書いてみました。これからもよろしくお願いします

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