69 氷と炎の島編 part02
ミクリたちは厚い毛皮のコートに身を包み、氷と雪に覆われた北の寒冷地帯へと足を踏み入れた。冷たい風が彼らの頬を切りつけ、吹雪が視界を奪う中、彼らは進んでいく。
でも、なぜかメリッサだけは、ルンルンだった。
(メリッサの周りだけ暖かい空気に包まれていた。)
氷の森に入ると、巨大な氷柱が彼らの周りにそびえ立ち、青白い光を反射して幻想的な風景を作り出していた。
しかし、その美しさの陰には危険が潜んでいた。
氷の中に閉じ込められた氷狼などの古代の生物たちが、氷から解放されて生き返り、ミクリたちに襲いかかって来た。
巨大な3匹の氷狼が襲ってきた。
氷のように冷たく硬くて鋭い牙と爪で。襲ってきた。
ミクリ「みんな!敵だ!」
ミクリは閃光攻撃で相手の攻撃を受け止めた。
フノン「フレアバースト」
メリッサ「ロックニードル」
フノンとメリッサが遠距離攻撃魔法で氷狼に揺さぶりをかけて、ミクリが速攻で仕留めていった。
さらに現れた氷狼たちとも激しい戦いを繰り広げて倒すことができた。
その後、ミクリたちは氷の森を抜け、ついに氷の魔女フリーズの城にたどり着いた。
氷の魔女 フリーズ
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ミクリ「ここが氷の魔女フリーズのお城だね。」
フノン「すごい氷の城だね。見ているだけで寒いよ。」
フリーズの居城は氷の宮殿で、冷たい光が放たれていた。
ミクリ「さあ!中に入ってみよう!」
フノン「こんにちは!どなたかいますか?」
宮殿の中に足を踏み入れると、ミクリたちの前にフリーズが現れた。その姿は美しくも冷酷で、彼女の瞳には疑念の色が浮かんでいた。
フリーズ「お前たちは何者だ?」
ミクリ「冒険者です。」
フリーズ「こんなところまで、何をしに来た?」
ミクリ「この島の村長に頼まれて、この島の危機を救うために、島のバランスを整えるために、フリーズ様のお力を貸していただくために来ました。」
フリーズ「この島を訪れる者たちよ、あなたたちが本当に島の平和を取り戻すために来たのか、それともただの略奪者かを試させてもらう。
もし私の課す3つの試練を乗り越えられたら、あなたたちは真の力と知恵が証明されよう。」
フリーズは冷たい声で言い放った。
フリーズ「まずは第一の試練である。ここに氷の迷宮がある。中に入って試練を受けなさい。」
フリーズに指で指された場所には、氷の迷宮に続く扉があり、開き始めた。扉の中の迷宮は巨大な氷の壁で構成されており、その中には様々な罠とモンスターが待ち受けていた。
ミクリは慎重に進んでいると、氷のゴーレムが突然現れた。
ミクリ「またゴーレムか!みんな気をつけて!」
ゴーレムは巨大な氷の拳を振り下ろし、迷宮の壁を破壊しながら迫って来ている。
ミクリ「やばい!すぐに来る!フノンとメリッサは足止めをお願いします!」
フノン、メリッサ「わかった」
フノン「ファイアバースト」
メリッサ「ロックニードル」
ゴーレムの動きが鈍ったところ弱点である核心部を狙ってミクリが必殺技を打ち込んだ。
ミクリ「ファイアブレード!天地無双!」
見事に氷のゴーレムは倒れた。
ミクリ「みんなお疲れ!それじゃ、先に進もう!」
フノン「おや?なんか変だぞ!」
フノンが壁を触れると、氷の壁が動き始めた。
フノン「こんなところに、氷の壁に隠された隠し通路がある。」
そのまま先に進むと、迷宮を抜けることができた。迷宮の出口にたどり着くと、フリーズの幻影が現れた。
フリーズの幻影「最初の試練はここまでだ」
ミクリ「やっと終わったね。」
フノン「一個目がね。」
フリーズの幻影「次は第二の試練である。ここに氷の湖がある。氷の湖の中央にある守護者を倒しなさい。
この湖の下には、古代の秘宝が眠っています。」
フリーズが指を指した扉に向こうには氷の湖があり、湖の表面は厚い氷で覆われていた。
ミクリたちは、氷を割り、湖の中に進むと、巨大な氷のクラーケンが姿を現した。
ミクリ「出たよ!クラーケン」
クラーケンはその触手でミクリたちを捕えようとし、湖の中に引きずり込もうとする。
ミクリは、襲って来る触手を片っ端から斬っていった。
メリッサ「フリーズストーム」
クラーケンは一瞬氷漬けになるけど、氷を壊して、襲って来た。
メリッサ「やっぱり氷魔法での足止めは効かないわね。」
フノン「ファイアバースト」
メリッサ「ファイアストーム」
ミクリは湖の中で必死に抵抗し、クラーケンの触手を切り落としながら戦った。
フノンとメリッサの火属性魔法でクラーケンが怯んだ時に、ミクリがクラーケンの口内に突入し、その中枢で、サラマンダーの宿った剣で秘技天地無双を放つという大胆な策を実行した。
爆発と共にクラーケンは絶命し、湖の水が静かに凍りついた。彼らは湖底で秘宝を手に入れると、フリーズの幻影が再び現れた。
フリーズの幻影「第二の試練もクリアした」
フリーズの幻影「次は最後の試練である。その試験はそなたたちの心の強さを試すものである。見事に試練を乗り越えてみよ。」
フリーズは彼らを幻の世界へと送り込み、それぞれが最も恐れるものと向き合わせた。
ミクリは、かつての仲間たちが自分を裏切り、やってもいない罪を着せられて追放された当時の自分を攻撃する幻を見た。ミクリは仲間への信頼を無くしたトラウマに打ち勝つことで幻を破った。
フノンは、故郷のエルフの国が炎に包まれ、愛する人々が苦しむ光景を見せられた。フノンはその悲しみを乗り越え、未来への希望を見出すことで幻を乗り越えた。
メリッサには、いえメドゥーサには幻影魔法は効かなかった。
全員がそれぞれの試練を克服し、現実の世界に戻ると、フリーズが目の前に立っていた。
フリーズ「あなたたちは試練を乗り越え、この島の未来を担うにふさわしい者だ。
あなたたちが目指すものは、ここから東にある。
東には、私が守護する氷の洞窟がある。その洞窟には、島のバランスを保つためのもう一つの鍵、氷の力を封じ込めたクリスタルが眠っている。
そなたたちに氷のルーンを預けよう!」
そういうと氷の魔女フリーズは姿を消した。
フノンは氷のルーンを持っていた。
ミクリ「なんだろうね。」
フノン「きっと後で役に立つんだと思うけど」
そして、ミクリたちは次なる目的地である島の東部へと向かった。
ミクリ「また寒い中を歩かないと行けないね。アリスたちは暖かくていいよね。」
フノン「アリスたちは、暖かいより、熱いと思うよ。」
メリッサは、笑っていた。
(なぜなら、彼女にはアリスの動向が見えていたから。
さすが、メドゥーサ!)
ミクリたちは冷たい風が吹きすさぶ中、凍てつく雪原を歩き続けた。彼らはフリーズから与えられた手がかりをもとに、氷の洞窟を探した。
道中、彼らは雪に覆われた古い石碑を発見した。
ミクリ「あれ!何かある。」
フノン「石碑ですね。」
ミクリ「なんて書いてあるんだろう!」
フノン「北東の風が強まる時、氷の壁が道を示す」
ミクリ「もしかしてアドバイス?」
フノン「北東に風が強まるところがあるみたいですね。」
ミクリ「これ以上冷たい風が強まるの!勘弁して!」
ミクリたちは石碑の指示に従い、北東へと進んだ。やがて、吹雪が強まる中、氷の壁が現れた。
その壁の前で、フリーズから受け取った氷のルーンが反応し始めた。
フノン「すごい氷のルーンが反応しているよ。」
氷の壁に近づくとルーンの反応が強くなった。
ミクリ「もっとルーンを壁に近づけてみよう」
氷のルーンを氷の壁にかざすと、氷の壁がゆっくりと割れ、洞窟の入り口が現れた。
フノン「ここがフリーズの言っていた氷の洞窟だね。」
ミクリ「そうだね!じゃ、入ってみよう!」
ミクリたちは慎重に洞窟の中へと進んだ。




