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58 ルティア共和国編 part 02

挿絵(By みてみん)


アリス


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翌朝の目覚めが良かった。いや、良すぎた!お腹いっぱい食べて元気がモリモリと湧いていた。

そこへ、村人のおじさんたちがやってきた。

おじさんたちは、みんなで頭を下げていた。


おじさんA「お願いします!どうか私たちを助けてください!」


おじさんB「冒険者のみなさん!どうかお願いします。みなさんを男と見込んでお願いします。」


アリス「女ですけど。」


おじさんC「みなさんを優秀な冒険者と見込んでお願いします。どうか私たちを助けてください。」


アリス「と言われましても」


おじさんA「昨日、御馳走をいっぱい食べましたよね!」


アリス「はあ?」


おじさんB「美味しかったですよね!」


アリス「はい」


おじさんC「あれは村人全員の一月分の食事です。」


おじさんA「あれが無くなったために、村人全員が一月食べられない期間ができました。」


ミクリ「そんなことを言われても、そっちが食べてと言ったし」


おじさんB(泣きながら)「みんなは、冒険者の方々が助けてくれるならと覚悟して、皆さまに御馳走したのです。村人みんなの思いがこもっているのです。」


おじさんC「みなさんは冒険者ですよね!」


フノン「冒険者です。」


おじさんC「冒険者は依頼を受けていただけますよね。」


アリス「ギルドのね。」


おじさんA「これは依頼です。お願いします。私たちを助けてください!」


アリス「そりゃ、色々御馳走になって悪いなと思う気持ちもありますし、冒険者は依頼を受けますけど。でも、お互いの承諾なくは依頼は受けられないし」


おじさんB「これは、村人一同のお願いです。ちょっとこちらへ」


家の外に案内された。そこには、子どもからお年寄りまで、村人全員が頭を下げていた。みんなは口々にお願いしますと言っていた。


アリス「はあ!やられた!」


ミクリ「これは逃げられないですね。」


フノン「仕方ありませんね。」


メリッサ「夜の内に逃げていたら良かったのに。」


アリス「お腹いっぱいで動けなかったよ。」


フノン「本当にやられましたね。」


ミクリ「こんな事になるなんて」


村人の話しを聞いていると民衆の間で革命の火がついたのはいいけど、いったいどうやって戦えばいいのかわからずに右往左往していたら、冒険者がノコノコとやってきたので、わらにもすがる気持ちで、どうしたら仲間になってくれるか?色々と考えて、でも冒険者ランクが下だったら、意味がないと、色々と聞いて、これは!と思い、今に至ったそうです。


もし冒険者ランクが低かったら、料理を撤収して追い出したと言っていました。追い出されなくて良かったですけど。


アリス「仕方ない。美味しい料理もいただいたし、力になりましょう!」


村長「ありがとうございます♪」


アリス「それでは、いきさつと現状と今後の予定を伺えますか?」


村長「それでは説明します。」


村長の話しをまとめると次のようなことでした。


近年、ルティア共和国は異常な気象に見舞われました。激しい嵐、長引く干ばつ、突然の霜といった極端な気候が農作物に壊滅的な打撃を与えました。特に、主力である穀物や根菜類、ベリー類は収穫量が激減し、国全体で食糧不足が深刻化しました。


春には激しい洪水が川を氾濫させ、畑を水浸しにしました。夏には予期せぬ嵐が作物を薙ぎ倒し、収穫を困難にしました。冬には早すぎる霜が残り少ない収穫を壊滅させました。これらの気候変動は、ルティアの農業基盤を根底から揺るがしました。


このような状況下でも、中央政府は財政難を理由に重税を課し続けました。国民は増税と不作の二重苦に耐えなければならず、特に農民や都市部の低所得層にとって生活は厳しいものとなりました。食糧の価格は急騰し、多くの家庭が飢餓に直面しました。


政府は公共事業や軍事費のために財源を確保しようとし、次々と新たな税を導入しました。これにより、農民たちは収入の大半を税として納めなければならず、生活のための資金がほとんど残らない状況に追い込まれました。


耐えかねた農民たちはついに立ち上がりました。農村部では反乱が相次ぎ、都市部でも市民の抗議活動が活発化しました。彼らは重税の撤廃と農業支援を求め、政府に対する怒りを露わにしました。


一揆は瞬く間に全国に広がり、各地で政府に対する抵抗運動が起こりました。農民たちは武器を取り、都市へと進軍しました。市民たちもこれに呼応し、広場や市場でデモを行い、政府の改革を要求しました。


中央政府は初め、強硬な姿勢を貫きました。反乱を鎮圧するために軍を派遣し、一揆を武力で抑え込もうとしました。しかし、民衆の勢いは止まらず、各地で衝突が発生しました。これにより、国中が混乱に陥り、社会秩序が崩壊して行きました。


主要都市では軍と反乱者の間で激しい戦闘が繰り広げられ、死傷者が続出しました。農村部でも、政府軍と反乱軍の小競り合いが絶えず、村々は戦火に包まれました。市民たちはこの状況に対し、一層の不満と恐怖を募らせました。


この一連の出来事は、ルティア共和国にとって大きな転機となりました。民衆の怒りは、単なる反乱にとどまらず、社会全体の変革を求める声となっています。多くの人々は、これを機により公正で持続可能な社会を築くための改革が必要だと訴え始めました。


一部の政府高官や知識人は、民衆の要求に耳を傾け、対話を通じた平和的な解決を模索したりしました。

ですが、政府の強行派は軍を強化して民衆を弾圧し続けています。


厳しい状況にも関わらず、ルティアの人々は希望を失っていません。中央の一般市民と地方の農民たちが一丸となって、共に力を合わせ、より良い未来を築くために、結集しています。人数では政府軍団を勝っています。ですが政府軍は戦いのプロ、こちらは戦いの素人です。まともに戦っては敗北は見えています。


ルティア共和国は今、試練の時を迎えています。しかし、その中で芽生えた変革の意志は、やがて国全体をより強く、より公正な社会へと導くでしょう。

是非、戦いのプロとして、お力をお貸しください。


という話しであった。

今、政府軍は3万人。民衆は10万人。

政府軍は火器を装備しており、数では劣っていても、武力は上です。政府軍の中には、ブラックベレーと言われる魔法特殊部隊が50人いて、数万の兵力に匹敵する武力を持っています。中でもトリプルSと言われる戦闘員は、一人で1万人の武力に匹敵すると言われています。


政府軍は首都クエフを中心に展開されていて、中央官庁街をブラックベレーが、さらに中央政府の根幹である会議棟には、トリプルSが控えている。そこを突破しないと中央政府の官僚を倒せないという状況です。


アリス「なるほど。そのブラックベレー帽とトリプルXXXを倒さないと、」


ミクリ「違うでしょ!ブラックベレーとトリプルS!」


アリス「あれ?そう言っていたと思っていたけど、グリーンベレー帽とトリプルAAAを」


ミクリ「アリス!ふざけない!」


アリス「ごめんなさい。ブラックベレーとトリプルSね!そいつらを我々が倒せばいいのね!」


村長「あと火器を持った部隊をどう向かい撃てば良いのでしょう?」


アリス「そうねぇ。クエフの街が壊滅してもいいなら、方法があるけど。」


ミクリ「ダメでしょ!」


村長「街には市民の家もありますから」


アリス「やっぱりダメか。」


おじさんA「各遠方の地で同時に一揆を起こして、軍隊を分断させるのは?」


フノン「無理ですね。中央の警備に支障が出るような部隊の派遣はしないでしょう!」


アリス「いっそ、クエフの街ごと瞬間冷却絶対零度は?」


フノン「軍隊の中には、市民や農民の家族もいることを考えると出来るだけ、無血で行きたいですね!」


村長「そうなんですよ!改革派の家族に軍隊に所属している者もいるので、心を痛めております。」


アリス「さて、ということは、つまり、‥」


ミクリ「アリスはどうして先がないのに、話し始めるんだろうね?」


アリス「考えてるもん!えっと!えっと!つまり!‥

あっ!空が赤い!」


フノン「この人は置いて置いて、出来るだけ無血でいくなら、昇降状態を作って、その間に、我々がブラックベレーとトリプルSを倒して、官僚たちを排除するしかありませんね。」


アリス「私もそう言いたかったのです!」


村長「なるほど!よろしくお願いします。」


こうして作成は決まった。

作成が決まって、次の行動に移ろうとした時であった。

突然に、マリアが現れた。



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