48 トルメキア帝国 海運都市モンテール編 part 3
アリスは居酒屋に入ると、すべて自分がやったように言っていた。でも、サラがすべてをバラしていた。
なんやかんやで楽しい時間が過ぎた。
次の日、アリスが起きると、ミクリが慌ててドアをノックしていた。
アリス「どうしたの?ミクリ!」
ミクリ「大変だよ!ファスナー帝国が船で攻めてきた」
アリス「ファスナー帝国?また?」
ミクリ「でもすぐにトルメキア帝国の海軍も動き出したらしい。また様子を見て来る。」
アリス「またファスナー帝国か。ルティアーナ王国に続いて、トルメキア帝国を侵略をしようなんて何を考えているんだろう?」
ミクリが戻って来た。
ミクリ「ファスナー帝国の軍艦が5隻侵略して来たけど、トルメキア帝国の軍艦20隻で応戦したら、とっとと逃げて行ったらしいよ。」
アリス「ルティアーナ王国のときもそうだけど、ファスナー帝国の行動はおかしい。何を考えているんだろうか?
今回は魔王軍は出ていないよね?」
ミクリ「魔王軍は来ていないよ。なんか気味悪いね。」
アリス「でも何事もなくなって良かったよね。」
ミクリ「ごめんね。おさがわせして」
次の日、フノンは何も知らないで起きてきて、話しを聞いてビックリしていた。大物である。
アリス「それにしても気になる。
セレネ!北の魔王城にワープ。」
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ディアブロ「アリスさま。どうされましたか?」
アリス「バーストエンドミラージュは、諜報活動しているか?」
ディアブロ「はい。すでに。」
アリス「では、ファスナー帝国について何か聞いていないか?」
ディアブロ「申し訳ございません!まだファスナー帝国まで、人が配置できていません。」
アリス「では、すぐに人を配置して調べて欲しい。」
ディアブロ「御意。すぐに配置して調べさせます。」
アリス「わかったら、報告するように!
セレネ。トルメキア帝国にワープ」
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アリス「さてと、これでやるべきことはやったと。
あとは寝て待ってようっと。」
アリスは部屋でまったりしていると、キラキラと光り輝き、ダイアモンドダストのような空間に、青い魔法陣が描かれて、物体を形成し始めた。
アリス「ディアブロかな?」
ディアブロの秘書 マリア
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現れたのはディアブロの秘書 マリアであった。
アリス「くそー!ディアブロめ!見せつけやがって!」
(単なるヒガミ)
マリア「ご報告に参りました。」
アリス「はや!調べはもうわかったのか?」
マリア「はい!簡単でございました。」
アリス(小声で)「やっぱりコイツもなぜかムカつく」
アリス「それで」
マリア「はい。ことの発端は、南の魔王が北の魔王さまの動向を探るために、諜報部員を各地に送っており、ファスナー帝国に送られたその1人リリーという者が、ファスナー帝国皇帝ザイルに取り入り、領土拡大をお願いしたために起こったようでございます。また南の魔王と西の魔王は手を組んでいたようでございます。」
アリス「なるほど、南の魔王か。次期に何か仕掛けてくるとは思っていたが、こうくるとは。
それにしても南の魔王はいつも自分からは動かないよな。
西の魔王がインビジブルナイトを使ったのは、南の魔王の入れ知恵だな。
それで、南の魔王の諜報部隊の名前は?」
マリア「特にございません。」
アリス「勝った!」
ディネ「中二病!」
アリス「ディネ!うるさい。
よし!わかった。マリアはもう下がってよい。
よくやった。」
マリア「はい。では失礼します。」
マリアはまたキラキラと北の魔王城に戻った。
アリス「やっぱりいいな美人秘書!キラキラ輝いて!」
アリスは、フノンを呼んで、ミクリの部屋に行って、ことの詳細を話した。
アリス「それでファスナー帝国に行こうと思う。」
ミクリ「行くよね。やっぱり。」
フノン「行くね。」
アリス「今回はファスナー帝国の皇帝ザイルとその側近のリリーに会って話すだけなので、一人で行って、できれば1日で終わらせたいと思っている。」
ミクリ「その方が早いよね!つまらない旅になりそうだし、アリスなら大丈夫だと思うから。」
アリス「何か楽しめる要素があればいいけど、それもないし、次の行動をする前に釘を打っておきたいから。
ささっと済ませてくる。メリッサには適当に言っておいて。正直に話すと西の魔王に筒抜けだから」
フノン「メリッサには上手く誤魔化しておくよ」
アリス「じゃ、ちょっとだけ行ってきます。」
ミクリ「気をつけてね!」
アリス「ありがとう!」
アリスは、ワープして、ルティアーナ王国に飛んだ。
ルティアーナ王国から、ファスナー帝国へは、アンデッド ケルベロスに乗って向かった。
あっというまに、ファスナー帝国の首都ラキアに着いた。
念のために、ルシファーとルナを召喚して側近に置いた。
ザイル皇帝のいる宮殿の門番に、シエステーゼ王国の第一王女シェラールが緊急の要件で会いに来たから、取り次ぐように言った。
やっぱり王女の肩書きは、威力がある。すぐに謁見できることになった。
謁見の間に通されると、目の前に、ザイル皇帝と側近リリーがいた。
アリス「お初にお目にかかります。ザイル皇帝陛下。」
ザイル「東の大国の王女が何用でこちらに来た?」
アリス「恐れながら、申し上げます。
先のルティアーナ王国への侵攻とトルメキア帝国への侵攻と随分と無茶なことをされましたけど、今後はそのようなことはお辞めになった方がよろしいかと存じまして、お願いに参りました。」
ザイル「戯け!いかに東の大国の姫でも、その物言いは許せん!衛兵!この者たちを追い払え!」
アリス「あーあ。人が心にもなく謙って言ったのに、意味ないじゃん!
ルシファー!ルナ!衛兵を黙らせよ!殺すなよ!」
ルシファー、ルナ「御意」
取り押さえようと向かってきた衛兵を次々に投げ飛ばして戦闘不能にした。
ザイル「衛兵は何をやっている!近衛隊!近衛隊を呼べ!」
アリス「面倒くさいな!ほんと!
私のもう一つの名前を教えてやるよ!
そこのリリーという側近は知っているよな!
皇帝に教えてあげて!」
近衛隊100人が広間に入ってきたが、ルシファーとルナが、あっという間に倒してしまった。
側近リリー「北の魔王オルブレス」
ザイル「なんと!北の魔王だと!」
側近リリー「はい。あれが、今の北の魔王です。」
ザイル皇帝は腰を抜かした。
ザイル「ウソだ!あれが北の魔王だと!ありえん!そんなのありえん!誰か!誰か!こいつらを倒せるヤツはいないのか?」
アリス「ほんと!往生際の悪い奴は嫌いだよ!
面倒くさい!こうなったら、
サラ!あの広い庭に一発!どでかい火焔砲を打ち込んで!」
サラ「いいの?ファイアーカノン・リトル!」
すると広い庭が一瞬で吹き飛んだ。
アリス「あれ?ファイアーカノンってあんなに威力あったっけ?しかもリトルなのに!」
サラ「リトルにしておかないとこの城ごと吹き飛んだけど。」
ルシファー「アリス様。格段にレベルが上がっていますので、サラのファイアーボールでもすごい威力になっていますよ!」
アリス「やべ!少し自重しようっと!
ザイル皇帝!どうする?」
ザイル皇帝「わかった。わかった。他国への侵略はもうやめる!」
アリス「それから、そこの側近リリー!!各国への情報部隊は誰の指示だ?」
側近リリー「ゾーラ様の指示でございます。」
アリス「では、ゾーラに言っておけ! お願いを追加する。
情報部隊を各国から島に戻して、私だけでなく人間に干渉しないように!と伝えておいてくれ!」
側近リリー「わかりました。ゾーラ様にお伝えします。」
アリス「リリー!お前も南の魔王城に戻って、人間の世界に干渉しないように。できなければ、ここで殺す!」
側近リリー「わかりました。南の魔王城に戻りまして、人間には干渉いたしません!では失礼します。」
リリーは、ワープして南の魔王城に戻った。
南の魔王の情報部員 リリー
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アリス「それにしても南の魔王の情報部員は美人が多いなぁ!
あんな側近が欲しいなぁ!」
ディネ「また始まった!他人の物が欲しくなる病気」
アリス「ではザイル皇帝陛下!くれぐれも約束をお忘れなきようお願いします。」
ザイル皇帝「わかった。必ず約束を守る。」
アリス「では、私たちも失礼します。
ルシファー!ルナ!ワープ!」
キラキラと輝きながら、消えて行った。




