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24 世界一格闘技大会編 エピソード13 part3

挿絵(By みてみん)


アリス


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<天の声>


遂に、世界一の格闘技大会の決勝戦が行なわれようとしていた。観衆は超満員である。昨日の不思議な戦いのこともあり、みんなは何が起きるかわからない、ワクワク感で満たされていた。


そこに、昨年の優勝者の王国の魔剣士フレデリックが登場した。歓声が鳴り止みません。準決勝も時間魔法で勝利しています。フレデリックは、昨日のアリスの試合を見ていた。今日は、キャンセルとワープの対策を考えてきたらしい。

そしてアリスの登場である。

アリスは、試合前に時空神クロノスを召喚して、相手の魔法の発動と同時に、カウンターでタイムクラッシュがオートで発動する術式に変更していた。


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挿絵(By みてみん)


アルテミス


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<昨日のこと>

アリス「アルテミス! サード・アイ発動!タイムクラッシュを魔法式の解析のお願い」


アルテミス「タイムクラッシュの魔法解析が終わりました。」


アリス「アルテミス! リビジョン発動! タイムクラッシュの魔法式をカウンター発動タイプに変更して!」


アルテミス「タイムクラッシュの魔法式の書き換え終了しました。


アリス「よし!これで明日の準備も大丈夫だね!」


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クロノスは、インビジブルで姿を消しておく。


フレデリック「クイック!アンド クイック!」

でアリスが呪文を唱え終わる前にストップを使う作戦だったが。


<天の声>

「カウンターで、タイムクラッシュがオートで発動しました。」フレデリックの時間魔法は壊されました。


フレデリック「クソー!ストップ!」


<天の声>

「カウンターで、タイムクラッシュがオートで発動しました。」フレデリックの時間魔法は壊されました。


アリスは近づき、剣を振るった。フレデリックは剣で防ぎ、剣での打ち合いが始まった。フレデリックは剣に魔力を込めて打ってきたので、こちらも剣に気を込めて防いだ。

凄まじい打ち合いが続いた。

ふと打ち合いが途切れた瞬間に、


アリス「気を剣に込めて、横一文字!えい!」


フレデリックは剣に二属性魔法を付与して受けた。

硬直状態が続いた。お互いに一歩も引かない。まさに力が均衡していた。

打ち合いの最中に、わずかな隙を見つけて、アリスは聖なる気を溜め始めた。十分に聖なる気が溜まったところで


アリス「横一文字!えい!」


聖なる気の攻撃は、フレデリックを吹き飛ばした。

これで勝敗が着いた。


審判「アリスが優勝です!」


観衆「ウォーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

(小さな声:インチキじゃないのか!ふざけるな!認めん!)


アリスはフレデリックを起こし、握手して、お互いの健闘を讃えた。観衆はまたまた歓喜に湧いた。

こうして世界一の格闘技大会は終了した。


ミクリ「フノン!タイムクラッシュってなに??」


フノン「またこれも伝説上の魔法です。時間魔法が使えるだけでもほんの一部の魔術師しかいない。さらにその時間魔法を破る魔法を習得できた人がいる話しを聞いたことがない。

しかもカウンターで発動するとは、伝説でも聞いたことがない。」


ミクリ「伝説でも聞いたことがないなら、いったい何をしたんだろうね?

アリスが戻ったら聞いてみよう!」


3人は群衆に紛れて宿に戻った。

アリスは、今回の闘いの準備を楽しそうに説明した。

ミクリとフノンは唖然としていた。

まさか召喚獣をそんな使い方するとは。


アリス「アルテミス様の補助系魔法はすごい!凄すぎる!これは本当に神さまだよ!」


ディネ「同じ魔法なら、セレネも使えるよ!」


アリス「そうなの?回数や制限時間もないの?」


ノーム「ないですよ。」


アリス「めちゃくちゃ強いじゃないですか?セレネさん」


セレネ「当然ですけどね。アルテミスは同じ月の女神で親戚ですからね。」


アリス「今後は使わせてもらいますので、よろしくね♪」


セレネ「仕方ないですね。」


アリス「サラ!優勝だよ!」


サラ「まぐれでしょ!僕は信じないからな!」


アリス「何を言われても気持ちいいですね!」


**************************


精霊の会議 8人

場所は、亜空間の会議室。

「皆さん集合しましたね」


ノーム議長が木槌を叩く

「トントン」


「これから第14回8大精霊会議を始めます。


議題は、契約者が格闘技大会で優勝した件です。」


ノーム「契約者が優勝しましたが、我々と釣りあったと認めて良いでしょうか?」


ディネ「あれは実力というより、召喚獣頼みだったよね。」


サラ「そうそう。実力でなく召喚獣の力だよ。」


ジェイド「でも召喚獣を上手く使いこなせていたと思うけど。」


エスト「あれは召喚獣のスペックが高かったから勝てたようなものです。」


ウィスプ「まあ、召喚獣を使って優勝したということは事実ですね。」


セレネ「アルテミスお姉様はやっぱりすごかったです。」


シルフ「時空魔法は、反則だと思うけど、相手も使っていたから仕方ないかな。」


ディネ「まあ、とりあえずは頑張ったということにしましょう!」


ノーム「それでは契約者には今後の活躍を期待していきたいと思います。

以上。」


パチパチ(拍手)


**************************


宿で休んでいると、部屋をノックする音が聞こえる。

3人は構えて、ドアを開けると、宮廷騎士がいて、

国王からの手紙を渡された。

手紙の中を見ると国王からの召集状であった。

明日の朝、宮廷に来て欲しいとのことであった。


アリス「もしかして国王からご褒美が出るのかな?」


ミクリ「宝石とかもらったらどうしようかな」


フノン「格闘技大会に優勝してご褒美が出たという話しは聞いたことがないけど。」


アリス「とりあえず明日行ってみましょう!」


カンタレラ王宮に着いた。アリスは門番に国王からの召集状を見せると、アリスだけ中に通された。延々と続く長い廊下を抜けて、広い客室に通された。中に入ると先日戦ったフレデリック、ヘルナンデス、パトリオット、ジルがいた。

その後、みんなは広々とした豪華な王室に通された。奥に国王が鎮座されていた。


カンタレラ国王「よく参られた。連日の死闘でお疲れのところもしわけない。

おや? 懐かしいお顔に思うのだが、もしかすると、シエステーゼ王国のシェラール王女様ではないかな?」


アリス「実はそうです。」


カンタレラ国王「なんということか。久しぶりじゃのう。小さな頃にお会いしたきりだが、皇后陛下に似ていらっしゃるので、もしやと思ったが、そうか。

先日のエルムガンド帝国との戦いでの武勲も聞いておる。

そうなると話し易くなったのう。」


アリス「いったいどうしてお呼びになられたのでしょうか?」


カンタレラ国王「実はみんなも気づいておると思うが、最近、北の魔族の動きが怪しいので、密かに調べさせたところ、北の魔王が、好戦的な闇の魔王に変わったということであった。闇の魔王は人間たちが目障りで、どうやって殲滅するかを模索しているらしく。

先のエルムガンド帝国をけし掛けたのもその策の一つだった。今、エルムガンドの反省を踏まえて、大規模な闇の軍勢を揃えようとしている。

近いうちに闇の群勢が完成するとの報告もある。我が国としては、その軍勢に対抗できる戦力を準備したいと考えておる。

そこで、格闘技大会の上位者で、闇の軍勢に立ち向かう精鋭部隊を作りたいと考えておる。精鋭部隊が前線で活躍すれば後に続く軍隊の希望にもなる。是非協力して欲しい。

どうだろうか?」


ジル「私は陛下の家臣ですから御心のままに。」


パトリオット「私は陛下の家臣ですから御心のままに。」


ヘルナンデス「私は是非参加したいと考えていますが、ルキア魔法王国の宮廷魔術師故に一存では、すぐに国へ帰り相談してみます。」


フレデリック「私も一度リンデン王国に戻り、国王陛下に相談いたします。」


アリス「それでは、カンタレラ王国、ルキア王国、リンデン王国、シエステーゼ王国の連合軍を作るというのは、どうでしょうか?

みなさんはそれぞれの国からの代表ですし、今回の闇の魔王の軍勢は、それぞれの国の脅威のはずです。

ここは是非4つの国が協力して連合軍を作って、魔王軍を迎え撃つことが最善の索と考えます。できればシグナス王国も加えて、5国連合軍が作れればもっといいと思っています。シグナス王国には私から伝えます。」


カンタレラ国王「それは素晴らしい!是非そうしたい!

他の者達はいかがだろうか?」


フレデリック「問題ありません。至急、国王陛下に提案してみます。」


ヘルナンデス「私も同じですね。」


パトリオット、ジル「御意に」


カンタレラ国王「それではよろしく頼む。吉報を待っておるぞ!」


みんな解散して帰って行った。

アリスも宮廷の門を出るとミクリとフノンが待っていた。3人で宿に向かう途中、国王の話しを伝えた。

ミクリもフノンも闇の魔王が拡大していることはわかっていたので、すぐに現状を理解した。

アリスは、とりあえずシエステーゼ王国に戻ることにした。



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