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102 魔王国のアトラクション編 part02

挿絵(By みてみん)


ユリア


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ユリア「具体的にはどのようなアトラクションになるのでしょうか?」


アリス「まずアトラクションの一つは「次元の迷宮」。

この迷宮は、異なる次元が交差する場所で、訪れる者は次々と変わる風景と物理法則に驚かされるよ。迷宮の中では、重力が逆転したり、時間が逆行したり、まるで別の世界に迷い込んだかのような体験ができるんだ。


次元の扉をくぐると、どんな世界が待っているか分からない。まさに冒険そのものなんだ!」


ディネ「それって誰でも大丈夫なの?」


ノーム「実際にゲートを使用するお積りですよね、」


サラ「実際にゲートを使用したら、誰でもは無理だね!」


ノーム「そうです。どこか別次元に飛ばされる可能性もありますからね。」


アリス「それ!楽しくない?実際に別次元に飛ばされるの!」


ディネ「駄目です!」


アリス「やっぱ無理か!

でも、まだまだ考えているからね。

もう一つの人気のアトラクションは「空中浮遊の島」。ここでは、来訪者は魔法の力で空中に浮かぶ島々を渡り歩くことができるよ。島々の間を飛び交うクリスタルの橋や、宙に浮かぶ滝など、幻想的な風景が広がるんだ。


この島では、重力を自由に操れるんだ。まるで空を飛ぶ夢が現実になるんだよね。すごいでしょ!」


ディネ「人によっては、無理な人もいるね!」


サラ「楽しむ基準がアリスだからよくないんじゃないの!」


ノーム「もっと万人受けするようにね。」


アリス「万人受けはつまらないよ!

もっとターゲットを絞らないと!

じゃ、「タイムトラベル・シアター」はどう?

このシアターでは、特別な椅子に座ると、観客は時間を遡って歴史の瞬間を体験できるよ。古代の戦争や、中世の祝祭、未来の都市など、様々な時代をリアルに感じることができるんだ。


時間旅行ができるなんて、誰もが一度は夢見ることでしょう?ここでは、その夢が現実になるんだよ。」


ディネ「これならまだいいかもしれない。」


サラ「シアターだから怖くないしね。」


アリス「それじゅ、反重力バトルアリーナはどう?

このアトラクションでは、来訪者が反重力空間で戦うことができるんだよ。アリーナ内では、重力が自由に調整できるため、参加者は空中での戦闘や浮遊しながらのスリリングなアクションを体験できるんだ。浮遊する障害物や、浮かぶ武器を使いこなすスキルが試される場なんだけど。


空中での戦い、まるで夢の中にいるみたいだろう?

反重力バトルアリーナでは、その夢が現実になるんだよ。」


ディネ「誰もがバトルしたいわけじゃないでしょ!」


サラ「これを楽しめるのはアリスだけだね!」


ノーム「却下ですね!」


アリス「とっておきのメタモーフィック・ミュージアムだ。

この博物館では、展示物がリアルタイムで変化するんだ。

来訪者が特定のポイントに立つと、その周囲の展示物がまるで生きているかのように変形し、異なる歴史的シーンや未来のビジョンが展開されるんだよ。アート、科学、歴史の融合を体験できる場所だよ。


ここでは、展示物がただのオブジェクトではないんだ。

観察するだけで、まるで自分がその一部になったような感覚が味わえるんだよ。いいと思わない?」


ディネ「そうね。楽しめるかどうかは、その人次第だわね。あってもいいかも。」


サラ「許可する。」


ノーム「先に言われた!」


アリス「次は、スペクトラル・ミラーハウス。

このアトラクションは、鏡を使った幻想的な体験を提供するんだ。訪れる者は、無限に広がる鏡の迷宮を進みながら、自分自身の異なるバージョンや幻想的な映像と対話することができたりするから楽しいよ。鏡の中に隠された秘密を解き明かすことが目的なんだ。


鏡の中の世界では、自分自身のもう一つの顔を見つけることができるかもしれないから。挑戦しながら、自分の深層に触れてみて欲しいんだ。」


ディネ「これも悪くはないかも。」


サラ「許可する!」


ノーム「‥」


アリス「それじゃ!フューチャリスティック・テーマパークだ。

このテーマパークでは、未来の技術を駆使したアトラクションが楽しめるんだ。ホログラムを使った仮想現実の乗り物や、ナノテクノロジーによるインタラクティブな体験が提供され、未来の世界をリアルに感じることができるんだ。


未来の技術がここに集結していると言っていい。新しい体験を通じて、未来の可能性を感じ取ってほしいと思っている。」


ディネ「あってもいいわね。」


サラ「あっていい。」


ノーム「これはとりあえずやる方向で。」


アリス「そして次は、エコー・ファンタジア。

このアトラクションでは、音と光の力を使って、幻想的な体験ができるんだよ。音楽に合わせて光のパターンが変わり、訪れる者は視覚と聴覚を駆使して、幻想的な空間を旅するんだ。音楽と光のエレガンスが織り成す美しいシンフォニーに浸ることができるんだよ。


音と光の交響曲に包まれて、心の奥深くに触れるような体験。まるで夢の中にいるような気分になれるよ。」


ディネ「ちんぷんかん?イメージできない!」


サラ「できない!」


ノーム「実際には体験してみないとわからないかな!保留で。」


アリス「まだまだあるよ!夢幻のワールド・エクスプローラーはどう?

このアトラクションでは、来訪者が夢の中に迷い込んだかのような体験ができるよ。参加者は夢の具現化装置を使って、個々の夢の世界にアクセスするんだ。各夢の世界は、参加者の心の奥深くにある幻想的な風景やストーリーが反映されており、訪れる人々は自分自身の内面と向き合うことができるということ。


自分だけの夢の中に入り込んで、どんな冒険が待っているのかを体験してみて。あなたの内なる世界が、目の前に広がるんだ。」


ディネ「良さがわかんない!これも体験してみないと。」


サラ「わかんない!」


ノーム「これも保留かな!」


アリス「それでは、磁石の迷宮は。

この迷宮では、磁力を使って進む冒険が体験できる。迷宮内の壁や道は強力な磁石で作られており、来訪者は磁力を使って浮遊したり、壁を移動したりしながら進むことが求められるんだ。迷宮の途中には、磁力の仕組みを解明しながら進むためのパズルやチャレンジも用意されているからバリエーションも豊富だよ。


磁力を駆使して、自分の身体をコントロールしながら迷宮を攻略するのは、まるで科学の魔法を使っているみたいな感覚だよ。」


ディネ「やってみる価値はありそうね!」


サラ「ありそう!」


ノーム「とりあえず、やってみるということで。」


アリス「次は、 時間の海。

「時間の海」は、時間が波のように流れる幻想的な空間。ここでは、訪れる者が時間の波に乗って、過去や未来のシーンをリアルに体験できるんだ。波の中には、歴史的な出来事や未来の予測が織り交ぜられた風景が広がり、参加者はその流れに身を委ねながら異なる時代を巡るんだ。


時間がまるで海のように流れる場所で、過去と未来を一緒に旅してみて。時間の海では、歴史の断片や未来の可能性が波の中に溶け込んでいるんだよ。」


ディネ「これもイメージできないかな!どんな風に感じるかわからないよ!」


サラ「わからないよ!」


ノーム「サラはさっきからやる気ないよね。心ここに在らずだよね。」


サラ「そんはないよ!ちゃんと審査しているから。」


アリス「サラは集中力がないんだよ!根がいい加減だしね。」


サラ「失礼な!私はちゃんと考えて、発言しているから。」


ノーム「じゃ、次はサラがメインでコメントしてね!」


サラ「わかった!」


アリス「次は、アトモスフェリック・シミュレーター。

このアトラクションでは、異なる気象条件や天候のシミュレーションを体験できるというもの。参加者は、自分が選んだ気象状況—たとえば、暴風雨、極寒、熱帯雨林の湿気など—を体感しながら、その環境でのアクティビティや探検を楽しむことができるんだよ。


気象条件を自在に操ることで、まるで世界中の様々な気候を一度に体験できるというもの。自然の力を直接感じて、異なる環境での挑戦を楽しんでほしいんだ。」


ディネ「‥」


サラ「あっそうか! えーと! んーと! そのー!

ところで、ディネはどう思っているの?」


ディネ「これはあってもいいと思うけど。」


サラ「じゃ、ありで。」


ノーム「サラは自分の意見はないんじゃん!」


サラ「あるよ!あるけど!ディネと同じだっただけだよ!」


ノーム「それじゃ駄目だね!ディネに意見を聞く前に自分の意見を言わないと。」


サラ「決まっていたよ!でも確認したかっただけ。」


アリス「で、結果はどうなの?」


ノーム「結果はやってみるということで大丈夫ですね。」


ユリア「それでは、今アイデアを実現に向けて準備しますね。」


アリス「ユリア!よろしく!それじゃ、一旦戻りますか。」


アリスはキラキラとワープして島にこっそりと戻った。


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