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第5章❤️ :『イメージ物』の功罪について

 ・・・前章に引き続き、なにやらまたまた楽しくなさそうな章題でアレなんですが、今回はそうでもありません(笑)。


 書体も、「ですます調」だったり、「である調」であったりと、気まぐれそのものでありまして、いっこうに落ち着く気配を知りませぬ。


 まぁ・・・


 読者の愛しい皆様あってのエッセイですので❤️


 内容的にシュールなものも最近多いのですが、基本、いつでも気軽に楽しく読んでいけるのが、しげちゃんのエッセイの「ウリ」ではないかと♪


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 前作の『美絵子メモ』でも触れたことがありましたが・・・


 一度お別れして会えなくなった彼女の記憶や感覚が、忘却の淵に落ち込んでゆくのを必死で食い止めようとして、


 ぼくは、自分で命名するところの、『イメージぶつ』というものをこしらえました。


 覚えている美絵子ちゃんの服装のイラストを色鉛筆のヘタクソなフリーハンドで描いてみたり、持っているあの写真以外の、彼女の似顔絵を自分で描いてみたりもしてね。


 その当時、TV番組でよく耳にして、口ずさんでいた、松田聖子さんや河合奈保子さんの歌、観ていたCM、


 販売されていた駄菓子やジュース、清涼飲料水、おもちゃ、ガチャガチャの商品・・・


 そういった、昭和テイストが満載で、なおかつプンプンしているなつかしのサブカルチャー全部が、もう・・・


 ぼくにとっては、あの甘く切ない日々を想い起こさせ、連想させ、あの日あのときのぼくたちに引き戻してくれる、よき『案内人』でした。


 当時使用していた、国語や音楽の教科書もそうですし、その中身・・・


 すなわち、題材の童話や物語なり唱歌なども、もちろん大切な『イメージ物』なんです。


 実際、美絵子ちゃんがあんまりなつかしくて恋しいので、卒業して何年にもなるというのに、青年時代になってから、わざわざ、大元おおもとの出版社から取り寄せて、読み返してはひとりタイムスリップして、年甲斐もなく泣いておるんですから、いまも(苦笑)。


 そういった意味でも、あの時代に関わったTV番組、CM、おもちゃ、お菓子、清涼飲料水、漫画、音楽、歌・・・


 それら、ぼくを取り巻いていた環境、時代そのものすべてが、ひとつの大きな『イメージ物』だった、ともいえるでしょうね。


 でもね、


 楽しい『イメージ物』ばかりではありませんでした。


 ぼくは、1989年8月13日の午後に、美絵子ちゃんと再会しておりますが・・・


 そのとき会った、スタイリッシュな美人女子高生の彼女の、パッと見の印象から、


 都会の、埼玉県K市の高校で、男子生徒からモテまくって、告白の嵐の、学校のマドンナなんじゃないかって、勝手なイメージを抱いておりました。


 彼女が、共学の高校に通っていたのかも知らないというのに(苦笑)。


 おりしもそのころ、


 あの宮沢りえさんが、お茶の間で異例の大ブレイクを見せ、大活躍していた時期でもありましたから、


 ぼくは、ふたりの美人・・・


 りえさんと美絵子ちゃんを、よく重ね合わせてみていたものです。


 後年知った、美絵子ちゃんの、まじめでおだやかで素朴で落ち着いた印象の近影から、どうもぼくが抱いていたような、


 「みんなにチヤホヤされて育った、美人のお嬢様タイプのスーパー女子高生」


 などという、好き勝手な「想像上の産物・幻影」とは程遠い、それらとはどうも異なる学校生活を、実際には送っていたようなんです。


 まじめでおしとやかな・・・ある意味「地味で静かな」女子高生ライフだったんだろうなぁって。


 彼女と、2023年6月に、41年ぶりに言葉を電話で交わしたときだって、


 「あぁ・・・美絵子ちゃん、ごめんよ。あのころぼくが、勝手に君の事を変なふうにイメージしていたりして・・・。」


 って、強く思いましたもん。


 それは、いま、彼女が懸命にたずさわっている、立派な仕事の内容からもうかがえます。


 「美絵子ちゃんは、やはり人格者だった。まじめで優しくて誠実で・・・。用心深いのは、年の功と経験のたまものなんだろうけどね。」


 「ぼくね、美絵子ちゃん。君の現在の様子を知って、ますます君のことが好きになっちゃった❤️ だから、君さえよければ、ぼくはいますぐにでも君を・・・!」


 って、毎日思っております(喜)。


 ・・・美絵子ちゃん、ぼくはいまでも、ずっとあきらめずに君からの連絡を待ってるからね❤️


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 話を戻しますね。


 ・・・だからつらかったんですよ。


 宮沢りえさんのCMを観るのがね。


 だって・・・


 バリバリの現役女子高生の美絵子ちゃんを、「これでもかこれでもか!」って、痛く連想させてくれちゃうんだもん・・・。


 マジで「アレ」はつらかったって・・・。


 でも、いまとなっては、そういった「つらいイメージ物」さえも、愛しく、なつかしく、かけがえのない「想い出」となってくれています♪


 それを最後に、愛する皆様へ、しつこく紹介しちゃうゾ~、の巻❤️


 パチパチパチ♪


 (拍手はいらねぇぜ、ダンナ・・・と、今回はハードボイルド調でキメてみるか。なんちゃって❤️)


 『[CM]三井のリハウス 宮沢りえ 白鳥麗子編 1987年 30秒Ver』

→ UP主様は、「sakusero」様。

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