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第11章❤️ : 『かぶき者しげちゃん』、ここにあり!? 

 以下、ウィキペディアより。


 かぶき者(かぶきもの。傾奇者、歌舞伎者とも表記)は、戦国時代末期から江戸時代初期にかけての社会風潮。特に慶長から寛永年間(1596年 - 1643年)にかけて、江戸や京都などの都市部で流行した。異風を好み、派手な身なりをして、常識を逸脱した行動に走る者たちのこと。茶道や和歌などを好む者を数寄者(= すきしゃ or すきもの)と呼ぶが、数寄者よりさらに数寄すきかぶいた者と言う意味である。


概要

当時男性の着物は浅黄や紺など非常に地味な色合いが普通だった。しかし、かぶき者は色鮮やかな女物の着物をマントのように羽織ったり、袴に動物皮をはぎ合わせ継ぎ当てするなど常識を無視して非常に派手な服装を好んだ。他にも天鵞絨ビロードの襟や立髪や大髭、大額、鬢きり、茶筅髪、通常の物より長い大太刀や長脇差、朱鞘、大鍔、大煙管などの異形・異様な風体が「かぶきたるさま」として流行した。


多くは徒党を組んで行動し、飲食代を踏み倒したり因縁をふっかけて金品を奪ったり、家屋の障子を割り金品を強奪するなどの乱暴・狼藉をしばしば働いた。自分の武勇を公言することも多く、それが元でケンカや刃傷沙汰になることもあった。辻斬り、辻相撲、辻踊りなど往来での無法・逸脱行為も好んで行い、衆道や喫煙の風俗とも密接に関わっていた。こうした身なりや行動は、世間の常識や権力・秩序への反発・反骨の表現としての意味合いがあった。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 昔、週刊少年ジャンプに、『花の慶次けいじ』という人気漫画が掲載されていました。


 パチンコやパチスロの題材キャラにもなっておりましたので、ご存じの方もおられましょう。


 この漫画の主人公が・・・


 戦国武将の破天荒変人・・・『前田慶次』です。


 冒頭の長い引用のごとき、「変わり者=かぶきもの」で、ぼくも、彼の生き方に大いにあこがれ、刺激されたものです。


 もっとも、慶次さんが漫画の世界に登場してくるころには、ぼくはすでに、「かぶいておった」んであります(笑)。


 でもね、


 ぼくが「かぶいていた」のは、あくまでも、農業大学校内のハナシでありまして・・・


 地元、矢板市や、遊びの場だった宇都宮市や真岡市、東京あたりでは、


 「あんまり」かぶいていませんでした❤️


  『ほどほどのかぶきもの』だったのよん♪


 ほほほほ❤️


 今回は、その中の「ほんの一例」を紹介するわね。


 それが、


 「十字架のネックレス」と、「黒いマント」なんだわさ。


 ?????


 アンタ、ひょっとして・・・


 ドラキュラ伯爵にでもなってたんかい??


 いやいやいや。


 ドラキュラ一族に、十字架は禁物でひょ❤️


 「ブラック・マント」ならわかるけどさぁ(笑)。


 ついでに、「ニンニク」も、禁忌きんきとしておこうじゃありませぬか。


 いやね、


 はじめこそは、宇都宮の中心街にある「オリオン通り」の露天商で見かけた、安物の「十字架のネックレス」が、あまりにも綺麗で見事だったもんですから、


 「おぉ・・・! なかなかシャレたネックレスじゃんか。この、ぼくちゃんにピッタシやんけ。うししし❤️」


 などと、露店の若いねぇちゃんに聞かすように、独り言を言ってたんだわ。


 したっくれ、


 「ええ。オニイサンに、とってもお似合いですよ。素敵素敵❤️」


 なんてまぁ、見えすいた「おせじ」もらっちまったぼくは、1500円で購入し、さっそく次の日、身につけて学校に行きました。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 ・・・「評判」は上々でしたねぇ♪


 (お・・・見てる見てる。ヤツラ、俺の『ニューアイテム』『新兵器(?)』に釘付けのご様子。けけけけ❤️)


 (あぁ・・・上野じゅんこ嬢も、ぼくに注目かえ。あそこで、こっち見ながらなんか言ってるようだね。)


 「え? なになに?? もしかして、あの人・・・キリスト教徒!?」


 神妙な顔で、意味ありげにキャンパス内をうろつくぼくは・・・


 外部の冷静な皆さんの目には、


 「ただのアホタレのパフォーマー」に映っていたことだろう。


 でもね、


 調子に乗ったぼくが、さらにやったこととは・・・?


 上下のまっ黒な洋服に、黒い靴、さらには黒いマントのようなコートを羽織り、髪をオールバックにして、オッカネー顔して授業に臨む・・・コレっすよ。


 全身、黒づくめ・・・もぉ・・・『変人』っつーよりか、


 リッパな『変態』っす❤️


 もっとも、農業が専門の教師陣は、まったく無反応でしたけどね。


 でもね・・・


 この学校にも、一応、「教養科目」もカリキュラムにありましてね、


 そのひとつが、「心理学」でした。


 もちろん、他の4年制大学の正式な教授を非常勤として招いていたわけなんですが・・・


 はじめて、そのドラキュラ伯爵みたいなイデタチで彼の授業に臨み、そして彼と目が合ったとき・・・


 一瞬でしたけど、ニヤリとした彼の表情と、彼の意味ありげなまなざしが、ぼくと「シンクロ」しましたぜ。


 (こやつ・・・なかなか変わった男らしいな。その吸血鬼か切り裂きジャックみたいな格好で、この俺様の講義に出て来るとは・・・。気に入ったぜ、ボーヤ。)


 ・・・気に入られっちった❤️


 m(_ _)m

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