私の日常
「これより、筋力増強剤の実戦使用実験を実施します……双方薬剤投与開始、」
アナウンスが流れ、ガスマスクを付けた研究員達が注射器を持ってくる、
私は研究員に腕を突き出す、そして研究員は私に薬を打ち込む
「……ッ、」
途端、腕が熱くなり、全身に広がって行く、
「ハァ……ハァ、」
少し息が荒くなる、
「双方、構え、実験スタート」
スタートと同時に相手に向かって走り出す、
今回の相手は、ナイフを持った男、それに比べて、私は何も無い、素手どころか本当に何も着けていない、言葉そのまま裸だ、
今回は薬の実験で、それ以外の要素はできるだけ排除したかったのかとも思ったが、それにしても裸はないだろう、
「はあぁあ!」
男が声を荒げ、ナイフで切りつけてくる、
私は薬の効果を信じて男の腕を掴む、
すると、音を立てて、男の手首が変な方向に曲がる、
男が叫ぶ、うるさい、私は頭をつかみ、360度回転させてから、引っこ抜く、
周りが紅く染まる、
「実験修了、被検体556番の洗浄後、経過観察を行う、」
研究員達が私に手錠と首輪を付ける、
「歩け、」
それだけ言うと、首輪を引かれ、私は実験場を後にする、別に引っ張らなくても歩くのに……
しばらく歩き、水が入った水槽の前に連れていかれる
「入れ、」
私は言われるままに、水槽に飛び込む、ものすごく冷たい、
水槽で、血糊を落とし、空気で水を飛ばし、綺麗になる、
「着ろ、」
私は渡された服を着る、この研究員は一言しか喋れない病気なんじゃなかろうか、
「行くぞ、」
私は次に、メディカルチェックなるものを受ける、意味は知らない
「筋肉の損傷が激しい、やはりあの薬はリスクが大きい、」
「しかし、奴らに対抗するためにはあの程度の力が無ければいけない、」
研究員達がピコピコ言ってる板に向かって難しい話をしている、
「行くぞ、」
そして、私は私の部屋に帰る、家具も何もなく、ガラスに隔たれた、ぷらいばしー?も何も無い部屋だ、
これが私の1日だ、研究員達が言うには私はとっても幸せな方らしい、私は明日も言われた事を言われたままこなせばいい、
そうすればたくさんの人が助かるから
私は明日に備えて、横になる、
私は言われた事をすればいい……