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少数派

作者: 雪宮ゆき

いつも飲み込んで たった一言が言えないんだ

イッテシマエバ カワッテシマウデショウ?

彩-イロ-とりどりの組み合わせの中

僕らの色彩は同じなんだ




結婚しないの? その言葉が僕を抉る

できるものならしたいけどね

できないから 結婚はしないんだって


未来を決めつけるのはよくないよなんて

言われても困るんだって いい加減ストレス

許されるなら君たちと同じ権利が欲しいよ


多数決で少数派は切り捨てられる

大多数の意見を強要されるんだ

民主主義? 大事だけどね

切り捨てないで理解して欲しいな


善良な人間ばかりじゃないでしょ?

自分がみんなと違うって理解してたら

主張なんてできやしないよ


全部捨てればいいの?

どれか一つ 選ばなきゃいけない

それ以外は諦めるんだ


受け入れてくれる人もいるってね

反対のが多いけれど?

同じ彩-イロ-は気持ち悪い?

僕からしたら違う彩-イロ-のが気持ち悪いよ


浴びせられる罵詈雑言

色眼鏡で見る人たち

いいさそれでも


全部捨てればいい?

それでもどちらも大切なんだ

過去と未来 切り捨てるならどっち?


多数決で決められるんだって

多数派ってステレオタイプ?

少数派には厳しい世界だ

切り捨てないで認めて欲しいな


同じ彩-イロ- 似た色彩

選んじゃダメ?

僕にはそれが美しく見えるんだ


違う彩-イロ- 別の色彩

美しいけれど

僕にはそれは似合わないよ

並べないで

ヤメテクレ


受け入れてくれる人もいるってね

関係ない人間ならね?案外人は無関心だ

自分の家族だったらさって考えてごらん?

話せるわけがないんだよ


ああ 僕も 君と手を繋ぎたいものだね


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