1の扉ー襲いかかる恐怖の手
僕は怖くなり倒れこむと、サイレンが鳴り始めた。ブゥゥゥゥゥゥゥ ブゥゥゥゥゥゥゥ ブゥゥゥゥゥゥゥ
研究所でありがちなサイレンだ。僕たちは急いで1と書いてある扉に入った。中に入ると、真っ黒な空間にいた。すると、バチバチッとなり、明るくなった。そこは病院の廊下のようだ。皆の思うことは多分同じだ。
なぜこんな所に着いたのか、僕らに何があったのか。頭の中はそのことでいっぱいだ。するとそのうち、
片言で低い声の喋る声が聞こえてきた。モニターにも文字が写し出された。
どこかに潜む無数の手から逃げろ。脱出扉がどこかにある。ヒントが欲しかったら仲間を一人犠牲にするとヒントが出される。それでは始める。
と、モニターに写し出された。とりあえず何も出てこないようだから病院内を探索することにした。皆はなあんだ、と油断していた。この廊下には部屋がちょうど5つあったので1部屋1人に分かれた。でも、僕は油断してるとすぐ大変な目に遭うよ。と言いたかったけど皆はもう部屋の中で1人で廊下に出て行くのも怖いからメールでそう伝えた。何分か経っても返事がかえってこないので意を決して廊下にでて見ることにした。そして、「おーい高志、鷹夏見、三輪気、漣~」と大声で呼んでみるが、誰からも返事がない。すると、後ろのモニターから音が聞こえてくる。
高志 鷹夏見 三輪気 漣 OUT 残っている人 椎名
と写されていた。僕は、ショックで意識がもうろうとした、がもしかすると僕の入った部屋にも無数の手、というのがいるかもしれない。と考えて、とにかく出口を探して走った。転んでもすぐ起き上がって。恐怖のあまり叫んでしまった。それでも決して後ろを見ずに走った。その時、一応。と思って後ろを振り向いた。そこには、血まみれの腕から手だけのものが8本あった。その中の4本は、皆の手だった。そしてそこから声が聞こえる。「早く君もこうなれば?」とかなり低い声でおどろおどろしく聞こえた。そして、とにかく早く逃げると、目の前には光が入り込んだ扉があった。そこをめがけて自分の持っている力を全て使い走った。そして扉を開けると真っ暗な空間にいた。そしてどこかから声が聞こえる。「脱出おめでとう。1の扉クリアです。死人、高志さん、鷹夏見さん、三輪気さん、漣さん。2の扉も頑張ってください。」モニターの声と同じような声だった。僕は脱出できてホッとした。でも、親友の4人が犠牲となってしまったことに、涙がとまらない。そして僕は思い切り、「僕の親友をどこやった!!」と叫んだ。返事がないのも分かっているけど、悲しみのあまりに叫んだ。そして、2の扉でこんな事をしている人を突き止めてやる。と強く思った。




