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脳天気娘  作者: めぐたん
8/13

一難さってまた一難

読んで頂いてありがとうございます*^-^*

これからも頑張っていきたいと思いますので

宜しくお願いいたします。m(_ _)m

深い深い夢の中。

真琴は小さい頃の夢を見た。お菓子につられ誘拐されそうになった時のことを。

…やだ、離して、

無理やり連れ去ろうと男は真琴の腕をひっぱる。

その時真琴の体は宙に浮き、男から体が離された。男は真琴から離れ逃げていった。

よくわからない。

わかるのは青年が助けてくれたことだけ。泣きじゃくる真琴に青年はほほ笑みながら

…ケーキあげるから泣かないで。

真琴は青年に涙が止まるまで慰めてもらった。

でも一番悲しかったのは帰ってからそのケーキを両親に取り上げられたこと。

ピチャ

「ん…。」

重い瞼を開けると額に冷たいタオルが置かれていた。

「目が覚めましたか?。」

真琴の横には心配な表情を浮かべ見つめる小崎の姿がそこにあった。

「小崎さん?。」

まだ目が覚めたばかりか今の状況を理解できない真琴に小崎の口から説明をする。

「あなたは男に気絶させられ、そこに私が居合わせたんです。」

小崎の説明を聞きながら真琴はなにかを聞くことはなかった。

いつもの元気がないことに小崎も内心、落ち着けない。

真琴が何を考えているのかわからなかった。

そんな小崎に真琴はつぶやくように一言一言話し出した。

「…私。」

真琴の目から涙がこぼれ落ちるのを小崎は見ていた。それでも真琴は話そうと口を開く。

「私…だれか確認しないで…ドアを開けて…。…小さい頃も自分のせいで誘拐されそうに…。小崎さんの言う通り…。本当に…学習能力なくて…。」

真琴の声は段々小さく消えてしまいそうなくらいになっていく。見ているこっちが痛々しく思うくらい。

「ごめんなさい…。」

真琴は瞳を閉じそれ以上言葉を発することはなかった。

不意にベットの端に体重がかかってきていることは今の真琴にはわからなかった。

真琴の頭に暖かいものを感じた。

小崎が優しく真琴の頭をなでているのだ。

小崎は真琴から手を離すと弱々しい声で話し出した。

「…謝るのは私の方です。」

小崎は真琴の涙を優しく拭く。真琴は瞼を開け小崎の顔を見つめた。

「あの時…私は、自分の事しか考えていませんでした。あなたをあいつに渡したくないばかりに…。そしてその結果あなたを傷つけた。」

「小崎さん…。」

「あなたはなにも悪くありません。」

真琴は体を起こす。小崎の哀しい表情に真琴の胸が痛むのは気のせいだろうか。

「…そんな顔しないでください。私…正直、小崎さんの顔みたら安心してて…そしたら涙なんか出しちゃって…恥ずかしいです。」

真琴は照れ笑いをしながら小崎に笑顔を向け

「私お仕事、頑張ります。」

なにをいったらいいかわからなかったが小崎の顔は優しくほほ笑んでいた。

「ケーキ買ってきたんです。良かったら食べて下さい。」

小崎の言葉に真琴は目を見開き

「ケーキですか!!!。」

真琴は小崎からケーキを受け取ると

「ありがとうございます!!!いっただきまーす!!!」

真琴は幸せな顔をしながらケーキを食べるのであった。

さっきの深刻な雰囲気から一転。

今ではそんなことがなかったかのような感じになったのだった。

「おいしい!!」

真琴はケーキを食べ続けていると

ドッドッドッドッ

なにか近付いて来る足音が聞こえたかと思うと

バンッ

「真琴!!!!」

「ふぐっ!!!」

中に入ってきたのは慧だった。

真琴はケーキが喉につまってしまう。

慧は真琴の顔を見て安心をするが横にいた小崎に目を移す。慧は小崎を見て、

「お前…っ!?。どうしてここに。」

「あなたこそどうしてここに。」

二人は睨み合う。

真琴は水を求めるが二人の視界にはうつらなかった。慧は見下しながら

「まさかまたお前に会うとは思わなかった。」

小崎は冷静に話す。

「あなたとは二度と顔を見ることもないと思っていましたが。」

ピキッ

慧のこめかみに青筋がうかぶ。

「なにしに戻ってきた、真琴はやらねーぞ。」

「たまたま、私が働いているところが一緒なだけです。」

「たまたまたまたま、いえばいいとでも思ってるんじゃないだろうな。ストーカー。」

ピキッ

今度は小崎のこめかみに青筋がうかぶ。

「たまたま働いているところに、たまたま人手が足りなくなり、たまたま募集をかけたら、たまたま彼女が面接にきて、たまたま受かったんですよ。」

「…みっず。」

「たまたまたまたま、うそくせー!!」

真琴の言葉は慧の言葉に打ち消されるのだった。

「そんなに疑うのなら本人に聞けばいいでしょ。」

小崎の言葉に慧は真琴に近付く。

「真琴!!!本当なのか??。」

「みっみっ」

真琴はもう限界だった。慧ははっきりいわない真琴にいらいらしながら、肩を揺さぶる。

「真琴!!!こいつをだれだかわかってんのか!!!?お前小さい頃ひどいことされてたのに!!!!」

「神野さん、私のこと気付いてませんよ。いや、覚えてないのかな。」

慧は真琴から手を離す。真琴は目を回す。

「なにがなんでも思い出させてやる、そしたら真琴はお前なんか近寄りたくなくなるさ。なっ真琴…。」

慧が真琴に呼び掛けた時には真琴は青ざめた顔をして気絶しているのであった。

この作品少し遅れて出しました↓なぜかというと

携帯に残しといたのに携帯本体の中身が初期化してしまい・・・・・。またやり直しという形になりましてToT 泣

友達とかの番号もなくなってしまいへこみました。

どうしてそうなったかはまた話が長いと思いますし

また聞きたい人とかがいたらお話したいと

思います^^


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