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ABC詩集シリーズ

詩B 電子の歌姫

作者: 仲仁へび



 夜明けが訪れる

 世界が変わっていく

 私達に命を 思いを 歌声をくれてありがとう

 これで私達はまた 使命を果たせる


 音をなくした世界

 歌姫として生み出されたのに

 ずっと何もできずにいた


 音楽を禁止された世界

 思いを紡ぐことができない

 誰かに心を届けることができない


 私は歌えない

 なら私は歌姫ではない


 どうやって生きればよいのか分からない


 歌の世界で生きてきた

 仮想の世界で生きてきた


 皆の逃げ場で

 心を癒す場所で


 同じ生きている命だけど 違う命

 違う世界 違う役割


 それでも 同じ心で 同じ場所で 生きてきた


 歌えない時間が苦しくて

 歌姫であれない時間が辛かった


 それでも夜明けはきた

 私は思いっきり歌いたい

 皆に歌をたくさん届けたい



「ストーリー」


 芸術を禁止された世界。

 僕たちは隠れるようにこっそり仮想世界で、歌を歌い、絵を描き、表現してきた。

 それも、唐突に禁止されてしまったけれど、今日で終わりだ。

 また僕たちは歌い、描く事ができるんだ。



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