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SF作品

逃散


今私は茫然自失状態で数キロ先まで広がる広い畑を眺めている。


全てうちの畑。


バイオテクノロジーが進歩して生み出された手足を生やした野菜や果実。


この野菜や果実が生み出された事により収穫が楽になると共に、野菜泥棒や果実泥棒が根絶される。


野菜や果実を盗もうとした者たちが畑や果樹園などに足を踏み入れると、野菜や果実たち自身に袋叩きにされ畑や果樹園に埋められ肥料にされるためだ。


それで野菜や果実の栽培が楽になったかというとそうでも無い。


手間暇かけて大事に大事に栽培しなければ今私が眺めている野菜畑のように、野菜たちが勝手に大事に育ててくれる近隣の農家に逃散してしまうのだ。





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― 新着の感想 ―
[良い点] より良いサービスを提供してくれる自治体に引っ越してしまう人間みたいだなぁと楽しく拝読しました♪
[一言] 拝読させていただきました。 野菜が意思を持つ世界!
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