自己紹介
新作ポーションも完成した。
(これで少しは役に立てる!)
そして数時間後、ルミアさんたちが俺のもとに来る。
「アッシュくん。今からみんなの自己紹介をしようと思うんだけど時間は空いてる?」
「はい。よろしくお願いします」
そして銀色の風の本拠地である建物に入り、自己紹介を始める。
「じゃあ私からね。私はルミア! 見た通りエルフだけど宜しく! 職業は騎士!」
「はい!」
ルミアさんを一言で表せば金髪碧眼美少女。スタイルもよくモテそうだ。それに加えてSランク冒険者って言うのだからすごい。
「次は俺だな。ジャック・リールだ。よろしく。同じく職業は騎士だ」
この人は茶髪イケメン。細マッチョでかっこいい。普通こんな風にはならない。どこかしら無駄な筋肉ができてしまうはずなのにこんなにきれいな体型になっているのがすごい。
「最後は私ですね。ローラ・シュレンダです。よろしくお願いします。私は魔法使いです」
ルミアさん同様美少女であるがルミアさんのように美人系ではなくて可愛い系。ローラさんは同業者だからわかる。まず魔素がやばい。ローラさんの周りに魔素がたくさんある。凄腕の魔法使いになるにつれて魔素を引き寄せやすいと言われているが、これがいい例だ。
「アッシュ・ポリロースです。職業は調合士。一応魔法使いでもあります。よろしくお願いします」
「うんうん! よろしくね!」
「宜しくな」
「宜しくね」
「はい。よろしくお願いします」
皆さん優しく迎え入れてくれたが、ここで本題に入る。
「アッシュくんの作ったポーションを見してくれない?」
「いいですよ! 数時間前に新作ができたところなんですよ」
俺がそう言い皆さんにポーションを見せる。すると全員の顔が唖然とし始めた。
「ねえ。回復(中)に火属性耐性...。それに身体強化って...」
「あぁ。これはやばい...」
「そうね。一般的なバフは体を少し軽くする、少しだけ攻撃力を一定時間上げるとかなら聞いたことあるけど、これは...」
皆さんの雰囲気でわかる。これって失敗したんだよな...。
「ごめんなさい。作り直しますね...」
「違う違う! ポーションって回復(小)が主流で、回復(中)は金貨が必要なほど高価なものなの。それに加えてバフって言うのは自分自身にほんの少し強くしてくれるって言うのが普通。なのにアッシュくんが作ってくれたポーションが私たちの知っているポーションとあまりにも違いすぎて...」
そうなのか? ロイはいつも回復(中)はポーションじゃないって言っていた。
「まあ試しに使ってみればいいんじゃないか?」
「そうね」
「じゃあ町を出ましょうか」
試しに使うことになった。これが勇者パーティ以外の人に使ってもらう初めてのことで少しワクワクしていた。




