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私の飼い犬がすごいんだが…?

作者: 紫桜

ずっと、異世界や獣人に憧れて小説を読んでいて、今回初めて作品を書いてみました!

まだまだ書き方もわからない初心者中の初心者ですが、読んでいただけると嬉しいです。


…いや、うん。あれ?…


確かに何回も想像したことはある。

ちゃっかり道具も揃えてみたりもした。

でも、まさか本当に【そうなる】なんて考えたことあるっ…!?

しかも!今!我が家の犬の散歩に出掛けたばかりだよぉ~!!!


「何も持ってないんだよー!!!」

ハッ、つい叫んでしまった。

あたりを見回すけど、、、

うん。何もない!ただの森だ…。

よかった~!いや、本当はよくないけど…とりあえず今のところはよかった!


ところで…

え、待って…?

まさか…ギギギと壊れた音がするように首を下に向けると…いたよ…。

やっぱりいたよぉー!

我が家の可愛い可愛い犬がキョトンとした顔でお座りしてる。

今日も可愛いわぁ~…じゃなくてっ!

うわぁぁぁ…


返事はないとわかりつつ誰もいないし心細いしで、我が家の犬に話しかけてみる。


「まさかまさかの異世界転移ってやつしちゃったよぉ~!嬉しいけど困ったなぁ…。あるのは散歩バッグに入ってた袋、ウエットティッシュ、お水、おやつ、少しの小銭、あとは携帯に家の鍵。これじゃぁ、1日も持たないよぉ~!

ねぇ、どうする?」


返事もないのに話しかけつつ撫でまくる。

『大丈夫よ、飼い主さん!私に任せて♪』


…ん?空耳?

「ねぇ、今何か聞こえなかった?」

怖くなって犬をぎゅっと抱き締める。


『もぉっ、飼い主さん痛い~!私小さいんだから潰れちゃうじゃないっ!』


「え?今喋ってるのクルミ、あなたなの…?」


『わーい!通じた♪

そうだよ~私だよ!』


「…。」


『私何かここに来てから喋れるしここら辺のことが何となくわかるの♪

ここのまわり、美味しそうな匂いがたくさんするの!

だから、ちょっと待ってて~』


「…。

え、あ、行っちゃった…

クルミ、喋ってた…?

しかも、何かものすごく頼もしいかも?」


-数分後-


『ただいま~♪

おいしそうなものたくさんあったよ!

あと、飼い主さんみたいな私みたいな人がいたから連れてきちゃった♪』


「はい…?」


クルミの後から人の姿が見えるような…?

うわぁ…この人異世界ものによく出てくる狼獣人じゃない!?

え、めちゃくちゃイケメン…。


《はじめまして。

あなたが飼い主さんですか?

私はこの森に住んでいる狼獣人のリヒトと言います。

先程、そこのクルミと言う犬から話を聞いて、保護しなければと思い着いてきました。

それでなんですが、あの、聞いてますか…?》


やばっ、イケメンから出てくるこれまたイケボにぼーっとなってしまった!


「はいっ、聞いてます!

よろしくお願いします!

私はみさ、この子はクルミと言います!」


《飼い主さんはみささんと言うのですね。

よろしくお願いします。

では、早速なんですが、ここ野生の狼とか熊とか出て危ないので家でよろしければご案内しますよ?》


「え、でも得体の知れない私達が家にいってもいいんですか…?」


《はい、大丈夫ですよ。

実は、20~30年に1回、みささんみたいに別の世界から人が来ることがあるので、そこまで珍しくないんですよ。それに私は人間のことが好きなんです。

どうでしょう?

私の家ではダメでしょうか…?》


くっ、イケメンのしょんぼり顔っ…!

立派な耳と尻尾がっ…!


「あの、よろしくお願いします」

『よろしくです♪』

《はい♪では行きましょう》


そうして私達は歩きだしたんだけど…


『飼い主さん、私いいことしたでしょ?

だって、飼い主さん狼さん好きだもんね♪』


なぜ、それを知っているー!!!

そう…私は狼やハスキーといったかっこいい系が大好きなのである。

なぜ、飼い犬にバレているかは謎だが…


そうして歩くこと数分。

それはそれは可愛らしいお家に着きました。


《今日からここで暮らしてください。

私は普段ここで一人暮らしをしているので、何も気にする必要はありませんよ。

街も少し歩けばありますし、そこで色々集めましょう。

私は普段外に出ているので、その間は家で過ごしてくださいね。》


『「ありがとうございます!」』



-数日後-


《ただいま帰りました。》

『お帰りなさ~い』

「お帰りなさい。今ご飯が出来上がるのでもう少し待っててもらえますか…?」


-数年後-


《ただいま~ぎゅぅ》

「お帰りなさい♪ぎゅぅ

もうすぐご飯だよ」

『お帰り~』


-さらに数年後-


《みんなただいま~お土産だよ!》

「お帰りなさい、あなた。」

「「お帰り~パパ!」」

『お帰り~。』



私本当にいいことしたなぁ~♪

まさか、あの2人が結婚してこどもも産まれるなんて!

私もここで幸せだし、あのとき飼い主さんを散歩に誘い出して正解だったなぁ。



なんてことを、私の後ろでクルミが思ってたなんて全く気付かなかったけど、私は私であのとき散歩に出て正解だったなぁって改めて思ってた。


ありがとうクルミ。

ありがとうリヒト。

ありがとう我が子達。

私今とっても幸せよ?



私の飼い犬最高ー!!!

狼かっこいいですよね!

ペットと喋りたくなることありますよね♪

私の妄想願望を詰め込んでみました!

ありがとうございました!

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